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株価指数先物【寄り前コメント】 イベント前の調整は想定線、リバランスに伴うショートカバー継続で押し目狙いのロング対応(訂正)


大阪12月限ナイトセッション
日経225先物 27550 -140 (-0.50%)
TOPIX先物 1933.5 -6.5 (-0.33%)
シカゴ日経平均先物 27590 -100
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 1日の米国市場は、NYダウ S&P500ナスダックの主要な株価指数が下落。中国当局がゼロコロナ政策から段階的な脱却に向けた準備を進めつつあるとの思惑から買い先行で始まると、NYダウは3万3000ドルに迫る場面も見られた。しかし、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を翌日に控えるなか、米連邦準備理事会(FRB)のタカ派姿勢が続くとの観測が相場の重荷となり、積極的な売買は手控えられた。その後、9月の雇用動態調査(JOLTS)で非農業部門の求人件数が予想を上回ったことから長期金利が上昇に転じたことで、次第に売り優勢の展開となった。S&P500業種別は銀行、エネルギー、耐久消費財・アパレルが上昇した一方、小売、メディア、テクノロジー・ハード・機器が下落した。

 シカゴ日経平均先物(12月限)清算値は、日中大阪100円安の2万7590円で終えた。日経225先物(12月限)のナイトセッションは日中比50円安の2万7640円で始まり、その後、上昇に転じると、一時2万7770円まで買われる場面があった。ただし、買い一巡後は2万7700円~2万7730円と狭いレンジで推移するなか、米国市場の開始後に軟化し、取引中盤には2万7500円まで下落幅を広げた。終盤にかけてはショートカバーの動きも見られたが戻りは鈍く、2万7550円とナイトセッションの安値圏で取引を終えた。

 日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り優勢の展開が見込まれる。もっとも、FOMCを前に積極的な商いは手控えられると見られるなか想定内の調整であり、引き続きリバランス中心の商いになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで弱い値動きではあったものの、75日移動平均線をサポートとして機能させており、短期筋もショートは仕掛けづらいだろう。

 米国では主要な株価指数は下落したが、半導体SOX指数は上昇した。また、取引終了後に7-9月期決算を発表したアドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>は、売上高が予想を下回ったほか、10-12月期の売上高見通しも予想に届かなかった。ただし、時間外取引では悪材料出尽くしといった見方からか、4%を超える上昇を見せている。半導体株にリバランスに伴うショートカバーの動きが見られていることは安心感につながる。国内ではソニーグループ <6758> [東証P]、TDK <6762> [東証P]の上方修正を評価した動きが指数を下支えする可能性も期待される。

 VIX指数は25.81に低下した。75日線水準での攻防であり、FOMCの結果次第では反転を見せてくる可能性はあるものの、主要な株価指数が下落する局面のなかでの低下であり、リスク選好に向かいやすい。東京市場は祝日前であることでスキャルピング中心の商いになろうが、2万7500円を下回る局面では、その後のカバーを想定した押し目狙いのロングでの対応になろう。

 一目均衡表では「雲」下限での攻防から、前日の日中取引で「雲」のねじれの局面で雲を上放れてきた。ナイトセッションでは「雲」上限を上回って推移しており、遅行スパンは実線を下から上に突き抜ける形で、上方シグナルを発生させている。「雲」上限は2万7300円辺りまで今後切り下がるため、同水準までの調整を見せたとしても、シグナルは陰転してこない。75日線のサポート機能などもあり、下値の堅さが意識されそうだ。

 昨日のNT倍率は先物中心限月で14.27倍に低下した。14.22倍辺りで推移している25日線が支持線として機能しているため、NT倍率が低下する局面では、その後の反動を狙ったNTロングでの対応と見ておきたい。

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