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東京株式(大引け)=398円安、米中関係悪化を警戒し急速な円高が下げを助長

 2日の東京株式市場は主力株をはじめ広範囲にリスク回避目的の売りが広がり、日経平均は大幅安で一時下げ幅は460円を超える場面もあった。

 大引けの日経平均株価は前営業日比398円62銭安の2万7594円73銭と急反落。プライム市場の売買高概算は11億6086万株、売買代金概算は2兆8232億円。値上がり銘柄数は190、対して値下がり銘柄数は1620、変わらずは28銘柄だった。

 きょうの東京市場はリスクオフ一色の展開となり、日経平均は2万7000円台半ばまで水準を切り下げた。ここ数日は2万8000円近辺でもみ合っていたが、下に放れる展開となった。ペロシ米下院議長が台湾を訪問すると報道されたことを受け、米中関係の悪化による地政学リスクを警戒した売りが顕在化。外国為替市場では一段と円の買い戻しが進み、1ドル=130円台までドル安・円高が進んだことも輸出株中心に強い逆風となっている。また、アジア株市場が全面安に近い商状となったことも、買い手控え感を助長した。日経平均は大引けにかけやや下げ渋る展開となったものの、結局終値ベースで400円近い下落となった。業種別では33業種中、海運を除く32業種が下落。個別株もプライム市場全体の88%の銘柄が値を下げた。

 個別では、売買代金トップのレーザーテック<6920>が軟調なほか、東京エレクトロン<8035>も下落した。キーエンス<6861>、任天堂<7974>が安く、村田製作所<6981>も値を下げた。三井物産<8031>、三菱重工業<7011>なども売られた。JSR<4185>がストップ安に売り込まれ、丸和運輸機関<9090>、日野自動車<7205>、インフォマート<2492>などの下げも大きかった。三越伊勢丹ホールディングス<3099>、小野薬品工業<4528>、メドピア<6095>、ナブテスコ<6268>なども下値を探った。

 半面、ファーストリテイリング<9983>が堅調だったほか、TDK<6762>は大幅高に買われた。エンプラス<6961>、NSユナイテッド海運<9110>も値を飛ばした。松風<7979>、トレジャー・ファクトリー<3093>が買われたほか、双日<2768>が物色人気。セントラル硝子<4044>、平河ヒューテック<5821>なども高い。

出所:MINKABU PRESS

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