アドテストが大幅反発、23年3月期業績予想の上方修正と自社株買いを発表
アドバンテスト<6857>が大幅反発している。28日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を5100億円から5500億円(前期比31.9%増)へ、営業利益を1500億円から1700億円(同48.2%増)へ、純利益を1125億円から1300億円(同48.9%増)へ上方修正し、あわせて未定としていた中間配当を65円(前年同期50円)にすると発表したことが好感されている。
スマートフォンやパソコンなど民生品の最終需要が弱含む可能性はあるものの、高性能半導体の技術進展に伴うテスタ需要の強さは継続する見通し。また、一層進んだ円安の効果もあり、半導体試験装置市場が円ベースで大きく拡大すると見込む。なお、第1四半期(4~6月)決算は、売上高1359億4300万円(前年同期比40.0%増)、営業利益447億8300万円(同71.4%増)、純利益364億9600万円(同88.7%増)だった。
同時に上限を1000万株(発行済み株数の5.26%)、または500億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これが好材料視されている。取得期間は8月1日から12月23日まで。また、9月9日付で800万株(発行済み株数の4.01%)の自社株を消却すると発表した。消却後の発行済み株数は1億9154万2265株となる予定だ。
更に、24年3月期を最終年度とする中期経営計画の目標数値の見直しを発表した。21年度~23年度の平均の売上高について従来の3500億~3800億円から4800億~5200億円に引き上げた。ハイエンド半導体のテスト難易度の上昇や大手半導体メーカーの先端技術投資に対する旺盛な意欲、足もとの為替動向などを勘案すると大幅に落ち込むことはないと判断したという。営業利益率も23~25%から27~30%に引き上げている。
出所:MINKABU PRESS
スマートフォンやパソコンなど民生品の最終需要が弱含む可能性はあるものの、高性能半導体の技術進展に伴うテスタ需要の強さは継続する見通し。また、一層進んだ円安の効果もあり、半導体試験装置市場が円ベースで大きく拡大すると見込む。なお、第1四半期(4~6月)決算は、売上高1359億4300万円(前年同期比40.0%増)、営業利益447億8300万円(同71.4%増)、純利益364億9600万円(同88.7%増)だった。
同時に上限を1000万株(発行済み株数の5.26%)、または500億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これが好材料視されている。取得期間は8月1日から12月23日まで。また、9月9日付で800万株(発行済み株数の4.01%)の自社株を消却すると発表した。消却後の発行済み株数は1億9154万2265株となる予定だ。
更に、24年3月期を最終年度とする中期経営計画の目標数値の見直しを発表した。21年度~23年度の平均の売上高について従来の3500億~3800億円から4800億~5200億円に引き上げた。ハイエンド半導体のテスト難易度の上昇や大手半導体メーカーの先端技術投資に対する旺盛な意欲、足もとの為替動向などを勘案すると大幅に落ち込むことはないと判断したという。営業利益率も23~25%から27~30%に引き上げている。
出所:MINKABU PRESS