日経平均は169円安、寄り後は軟調
日経平均は169円安(9時10分現在)。今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、ロシア産原油の供給減や中国の経済活動正常化による需給の引き締まりなどを受けた原油価格の先高観からインフレ長期化が意識され、市場の警戒材料となったことに加え、発表が相次ぐ米経済指標を確認したいとして引き続き積極的な買いを見送る向きもあった。一方、外為市場で1ドル=130円10銭台と昨日15時頃に比べ90銭ほど円安・ドル高に振れたことが東京市場の輸出株などの株価を支えたことに加え、昨日の米株式市場でダウ平均やナスダック総合指数が下落したものの売り一巡後は下げ渋る展開となったことなども市場の安心感となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。寄り後、日経平均は軟調に推移している。
《FA》
提供:フィスコ