個人投資家・有限亭玉介:東京五輪後の日本株と注目中の個別株【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2021年8月2日10時に執筆
株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
感染者対策と東京五輪の同時進行は一筋縄にはいかないようですな。中国でもデルタ株の感染拡大が懸念されており、コロナ禍での経済復調を牽引した中国経済の動向は注視する必要がありそうです。その一方で、国内では7月末から8月上旬にかけて好決算を発表する企業も多く、東京五輪期間は不安定な相場となっています。
米国では、NYダウ・ナスダック総合株価指数・S&P500種株価指数の全てが過去最高値を記録するほどの値上がりを見せています。米国市場の好況に加え、個別企業の好決算で日経平均も下支えされている状況でしょう。
また、世界経済が回復しつつある事で各国政府は金融緩和の縮小へと舵を切り始めました。度重なる緊急事態宣言の損失を考えると日銀が金融緩和縮小に踏み切るのはまだ先かと思われますが、東京五輪を終えればあたくし達投資家にとっても勝負時な気がします。米国市場の続伸に日本市場も後を追うか…という視点に加え、夏枯れゆえに強含む銘柄とそうでない銘柄で明暗がハッキリとわかれやすいからです。どうせならば強い株に乗りたいもんですな。
これから日本政府が経済と医療のバランスをどう調整するか迫られる事になりますが、東京五輪での感染拡大はあくまで想定内でもあり、五輪後の菅総理は新たな一手を持っているのか気になるところです。秋の衆院選も意識されてますからねぇ。
さて、今回は東京五輪開催中にブログやLINEなどでチェックし、今後期待してみたいと思った銘柄をピックアップしてみました。
まず脱炭素関連からAbalance<3856>です。太陽光パネルの製造販売から工事・運営管理まで手掛ける同社は、7月7日に福島市大波太陽光発電所の売電開始を発表すると動意して下値を切り上げております。通期業績も経常利益が過去最高益を見込んでいる模様です。
続いてeコマース等の配送センター代行業務を展開している関通<9326>です。7月14日の決算発表では経常利益が前年同期より5.3倍拡大し、株価は窓を開け急騰しました。クラウド倉庫管理システム「クラウドトーマス」が業績寄与しており、8月31日を基準日として1株を3株に株式分割する予定です。
7月27日の取引終了後、新型コロナウイルス感染リスク予測アプリ「コロミル」の提供開始を発表して動意した日本システム技術<4323>は、年初来高値を更新しました。主力の医療ビッグデータはアフターコロナでも需要拡大すると思われます。
7月26日の決算が好業績となった栄研化学<4549>は、新型コロナウイルス検出試薬の売上が伸長して業績寄与しました。一目均衡表(日足)の雲を上抜き、下値を切り上げるか監視中です。同日に決算発表したピー・シー・エー<9629>も窓を開けて急騰しました。9月30日を基準日として1株を3株に株式分割するとの発表も好感された模様です。
中古車買取り専門店「アップル」をアップルインターナショナル<2788>は、アジアでの中古車需要を受けて業績好調となっています。チャート(日足)も下値を切り上げて年初来高値を更新するか…。8月13日の決算も監視です。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
《RS》
提供:フィスコ