ジーンテクノサイエンス---1Qは売上高が1.21億円、再生医療事業を加速
ジーンテクノサイエンス<4584>は6日、2021 年3月期第1四半期(20年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比57.3%減の1.21億円、営業損失が2.37億円(前年同期は2.09億円の損失)、経常損失が2.44億円(同2.11億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失が2.44億円(同61.47億円の損失)となった。売上高については、前年同四半期比減となっているが、当連結会計年度の業績予想に影響はない。
同社の重要な成長ドライバーとなる新規バイオ事業(再生医療事業)の研究開発においては、歯髄幹細胞を活用した骨及び神経疾患といった分野での新たな治療法の創出に向けてアカデミア及び企業との共同研究または提携を推進している。また、心臓内幹細胞を活用した小児の重篤な心臓疾患である機能的単心室症を主な対象とした再生医療等製品の開発品についても開発活動を加速化させている。その他、(株)ニコンとの業務提携に基づき開発中であった、歯髄幹細胞を再生医療等製品として製品化するための基となるマスターセルバンク(MCB)についても、臨床試験の開始に向けてパートナー企業等との連携を強化していくために、MCBの製造及びワーキングセルバンク確立と安定供給体制の構築を進めている。
2021年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比9.8%減の9.72億円、営業損失が16.72億円、経常損失が16.88億円、親会社株主に帰属する当期純損失が16.91億円とする期初計画を据え置いている。
《EY》
提供:フィスコ