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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):丸井G、任天堂、トヨタ

丸井G <日足> 「株探」多機能チャートより
■日東工業 <6651>  1,884円  +150 円 (+8.7%)  本日終値
 6日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は23%増益で着地」が好感された。
 日東工業 <6651> が8月6日大引け後(16:00)に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比22.9%増の21.9億円に伸び、4-9月期(上期)計画の25億円に対する進捗率は87.8%に達し、5年平均の31.6%も上回った。
  ⇒⇒日東工業の詳しい業績推移表を見る

■飯野海運 <9119>  341円  +25 円 (+7.9%)  本日終値
 飯野海運<9119>が後場一段高。同社はきょう午後2時頃に、21年3月期通期の連結業績予想を修正。営業利益見通しは前期比13.2%増の45億円(従来予想は38億円)に上方修正した。売上高予想は同2.4%減の870億円(従来予想は880億円)に変更した。新型コロナウイルスの影響から売上高については慎重にみているが、足もとの海運市況が当初の措定に比べて高水準で推移していることが利益改善につながるとしている。

■エフティグループ <2763>  1,337円  +92 円 (+7.4%)  本日終値
 エフティグループ<2763>は後場上げ幅を拡大。午後2時ごろ自社株買いと消却を発表しており、これが好材料視された。自社株買いは、上限を44万株(発行済み株数の1.40%)、または8億円としており、取得期間は20年8月14日から21年2月28日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の実施及び株主への利益還元を目的としているという。一方、自社株の消却は9月1日付で124万48株を消却する予定で、消却後の発行済み株数は3202万2268株となる予定だ。

■ゴールドウイン <8111>  6,840円  +470 円 (+7.4%)  本日終値
 ゴールドウイン<8111>がカイ気配スタートで急伸。6日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、売上高を750億円から840億円(前期比14.2%減)へ、営業利益を35億円から81億円(同53.7%減)へ、純利益33億5000万円から64億円(同40.4%減)へ上方修正したことが好感された。従来予想では、第1四半期は新型コロナウイルス感染症の影響で直営店の臨時休業や営業時間の短縮、外出自粛の影響で来店客数の大幅な減少が続き、その後第2四半期以降は経済活動が徐々に再開して緩やかに回復すると見込んでいた。しかし、同四半期の卸販売が堅調に推移したことに加え、直営店も6月には全店再開することができ、再開後の販売も好調に推移していることが要因としている。なお、第1四半期(4~6月)決算は、売上高122億円(前年同期比32.5%減)、営業損益4億7900万円の赤字(前年同期19億200万円の黒字)、最終損益2億9200万円の赤字(同13億7500万円の黒字)だった。同時に、上限を15万株(発行済み株数の0.32%)、または9億5550万円とする自社株を7日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で取得すると発表しており、これも好材料視された。なお、取得結果はまだ発表されていない。

■ライト工業 <1926>  1,556円  +106 円 (+7.3%)  本日終値
 6日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は15%増益で着地」が好感された。
 ライト工業 <1926> が8月6日大引け後(16:00)に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比15.0%増の16.6億円に伸び、4-9月期(上期)計画の35億円に対する進捗率は5年平均の39.3%を上回る47.4%に達した。
  ⇒⇒ライト工業の詳しい業績推移表を見る

■ヤマダ電機 <9831>  513円  +34 円 (+7.1%)  本日終値
 6日に決算を発表。「非開示だった今期経常は46%増益へ」が好感された。
 ヤマダ電機 <9831> が8月6日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比3.2倍の242億円に急拡大した。
  ⇒⇒ヤマダ電機の詳しい業績推移表を見る

■バンナムHD <7832>  6,527円  +395 円 (+6.4%)  本日終値
 バンダイナムコホールディングス<7832>、コナミホールディングス<9766>、カプコン<9697>などが揃って高く、好決算を発表したスクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>は一時ストップ高に買われるなど大手ゲーム関連株に買いが集まった。前日の任天堂<7974>の決算はコンセンサスを上回る好内容だったことで同社株は上値追いを加速させたが、その背景にあるのは巣ごもりの影響からゲーム関連の消費需要が急速に高まっていることが挙げられる。「半導体関連など、これまで相場を牽引してきた主力セクターをいったん利食い、足もとは新型コロナに対する耐性の強いゲーム関連銘柄に資金シフトの動きが観測される」(国内証券アナリスト)という。

■丸井グループ <8252>  1,676円  +80 円 (+5.0%)  本日終値
 丸井グループ<8252>がカイ気配スタートとなり3日ぶり急反発。首都圏中心に店舗展開する大手百貨店で、クレジット事業で優位性を持っている。同社が6日取引終了後に発表した20年4~6月期決算は経常利益が前年同期比9.5%増の93億6700万円と2ケタ近い伸びを確保した。特別損失として「感染症関連費用」を計上したことにより最終利益は前年同期比72%減となったが、株価には足もとの業績悪の織り込みが進み、既に底値圏に位置していた。そうしたなか、直近信用倍率は0.7倍台と売り長で空売りの買い戻しが加速する展開となっている。

■任天堂 <7974>  50,460円  +1,270 円 (+2.6%)  本日終値
 任天堂<7974>は大幅高でスタート5連騰。株価は7月9日以来となる5万円大台を回復。6日の取引終了後に発表した21年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算は、売上高3581億600万円(前年同期比2.1倍)、経常利益1503億2900万円(同6.8倍)といずれも急拡大しており、これを好感する買いが入った。新型コロナウイルス感染拡大で巣ごもり需要が広がるなか、ゲーム機「ニンテンドースイッチ」とスイッチ用ソフトの販売が大きく伸びた。スイッチ本体の販売台数は前年同期比2.7倍の568万台に拡大し、ソフトは「あつまれ どうぶつの森」を筆頭に同2.3倍の5043万本を記録した。21年3月期通期の経常利益予想は2900億円(前期比19.5%減)を見込むが、第1四半期だけで通期計画の5割に達しており、業績上振れ期待が台頭している。

■トヨタ自動車 <7203>  6,878円  +78 円 (+1.2%)  本日終値
 トヨタ自動車<7203>の上値追いが鮮明、5連騰で6900円台まで上値を伸ばし、6月24日以来となる7000円大台復帰を視界に捉えている。同社が6日取引時間中に発表した20年4~6月期決算は、営業損益が139億2000万円と前年同期比98%減ながら黒字を確保したことに評価が高まり株高を後押しした。コスト削減努力が功を奏したほか、中国事業の販売回復期待が強い。株価は7月31日に6200円近辺まで売り込まれたが、その後は空売りの買い戻しを絡め鋭角的な戻りをみせている。

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