キャンバス--- CBP501フェーズ1b試験にて最初の被験者への投与開始を発表
キャンバス<4575>は27日、同社が準備を進めてきたCBP501フェーズ1b試験で最初の被験者への投与が、8月にオープンした臨床試験実施施設HonorHealth(米国アリゾナ州)で開始されたと発表した。
今回のフェーズ1b試験は、CBP501、シスプラチン、抗PD-1免疫チェックポイント阻害抗体ニボルマブの3剤併用による、オープンラベル・非無作為化・非対照試験。固形癌に対する3剤併用時の推奨投与量の決定を主要評価項目とし、副次的評価項目として3剤併用時の安全性および有効性の評価を行う。
用量設定相として組み入れ最大症例数18例、その後、拡大相として組み入れ最大症例数24例への投与を予定している。
免疫チェックポイント阻害抗体と他の抗癌剤の併用の試みは世界的な抗癌剤開発の主流のひとつであり、同臨床試験を通じてCBP501の安全性および有効性の兆候を確認できた場合には中長期的な企業価値が向上すると同社はコメントしている。
同臨床試験は米国内の複数の施設での実施を予定しており、新たな臨床試験実施施設も順次オープンする予定。
《MW》
提供:フィスコ