スクロールは一時１７％高、９月中間期営業利益が計画を大きく上回って着地

　スクロール<8005>は急騰で一時、前週末比６９円（１７．３％）高の４６９円まで買われ、年初来高値を更新している。前週末２７日の取引終了後に発表した第２四半期累計（４～９月）連結決算が、売上高２９９億２８００万円（前年同期比３．５％増）、営業利益１２億９００万円（同２１．７％増）、純利益７億７５００万円（同６．４％増）となり、従来予想の営業利益８億５０００万円を大きく上回って着地したことが好感されている。

　消費者の低価格志向が強まるなか、通販事業でカタログ掲載商品数・ページ数の見直しや配布の効率化といった改善施策の実施が奏功したことで、想定以上に収益力が回復したという。また、ｅコマース事業が引き続き好調なことも寄与した。

　なお、１８年３月期通期業績予想は、健粧品事業における新規子会社の組織体制の強化などによる費用増を見込み、売上高６００億円（前期比１．９％増）、営業利益１７億円（同３６．８％増）、純利益１２億円（同７８．５％増）の従来見通しを据え置いている。

出所：みんなの株式（minkabu PRESS）