ヒマラヤ---17/8期は2ケタ営業増益で着地、18/8期は更なる収益改善を見込む
ヒマラヤ<7514>は28日、2017年8月期(16年9月-17年8月)連結決算を発表した。売上高が前期比1.2%増の729.07億円、営業利益が同14.9%増の11.30億円、経常利益が同21.6%増の12.93億円、親会社株主に帰属する当期純利益が4.58億円(前期は4.99億円の損失)だった。販売費及び一般管理費全般で抑制を実施し、営業利益、経常利益、純利益とも3月発表の業績予想を上回った。
商品別の売上げの状況は、一般スポーツ用品は、上半期の暖冬影響に加え、チームスポーツの主力市場であるサッカー関連の動きが弱く、前期比99.2%となった。
ゴルフ用品は、ゴルフクラブの価格競争が厳しい中、ゴルフウェアや雑貨の品揃え、提案を強化したが、前期比97.8%となった。
スキー・スノーボード用品は、2年連続の暖冬・少雪でのシーズンスタートとなり、シーズンの短縮により購買意識の低下がみられたが、1月中旬以降の降雪と気温低下により環境が改善し、前期比110.9%となった。
アウトドア用品は、夏の販売ピーク期に不安定な気候が続き、購買意識の低下がみられたが、期を通してキャンプ用品が好調に推移し、アウトドアウェアがタウンユース中心に堅調であり、前期比114.6%となった。
2017年8月末時点で連結会社の店舗数は、ヒマラヤ110店舗、ビーアンドディー29店舗となり合計139店舗、売場面積は246,452平方メートルとなった。
2018年8月期通期の連結業績ついては、売上高が前期比4.2%減の698.70億円、営業利益が同25.6%増の14.20億円、経常利益が同18.3%増の15.30億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同52.6%増の7.00億円を見込んでいる。3年後の2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けて大きな期待が高まっている。
《MW》
提供:フィスコ