一工薬が上昇加速、イオン導電性高分子電解溶媒の需要急増に思惑
第一工業製薬<4461>が大幅高で4連騰と上値指向を鮮明としており、時価は1996年以来約21年ぶりの高値圏に浮上、実質的な青空圏を突き進む展開となっている。同社は水溶性高分子製品など界面活性剤の大手で業績は好調、14年3月期以降営業利益、経常利益、最終利益いずれも2ケタ増益基調を続けている。リニア中央新幹線のトンネル工事に使う固結材を手掛け、中長期的な収益面への追い風が期待されるほか、リチウムイオン電池正極材の高性能化および安全性を引き出すイオン導電性高分子電解溶媒を製造していることから、電気自動車(EV)の普及で需給逼迫が伝わるリチウムイオン電池関連の一角としてにわかに脚光を浴びている。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)
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