ASJ---17年3月期は先行投資が損益面に影響するも、18年3月期は黒字転換を見込む
ASJ<2351>は11日、2017年3月期の連結決算を発表。売上高で前期比49.5%増の22.95億円、営業損失0.40億円(前期は0.35億円の利益)、経常損失0.41億円(同0.37億円の利益)、親会社株主に帰属する当期純損失0.67億円(同0.22億円の利益)となった。
インターネット関連技術を活用した新規事業を積極的に展開したことで、売上高が前期を大きく上回る伸長となった。しかしながら、グループ全体において成長戦略をにらんだ研究開発活動を推進したことにより、一時的な費用負担の増加に加えて、のれん償却費を計上したことなどで、各損益項目は赤字となった。
2018年3月通期の業績予想は、売上高で前期比10.5%増の25.30億円、営業利益0.30億円、経常利益0.28億円、親会社株主に帰属する当期純利益0.20億円を計画。インターネット産業においては、引き続きICT、IoT、AI分野への様々な投資が進むことが予測されることから、同社の強みであるサーバーソリューションを活用したサービスが堅調に推移、また同社とのシナジー効果により、子会社であるアイテックスの収益化も見込まれることから、通期の売上増と黒字転換を見込んでいる。
《TN》
提供:フィスコ