日写印がストップ高カイ気配、JPモルガン投資判断引き上げで真空地帯駆け上がる
日本写真印刷<7915>が全般悪地合いに抗しストップ高カイ気配。前場の午前11時13分に値幅制限上限で値をつけた後、一瞬緩んだのも束の間、すぐに売り物を凌駕して再度カイ気配と異彩を放っている。市場では「JPモルガンが投資判断をニュートラルからオーバーウエートに引き上げたほか目標株価を3000円としたことでインパクトがあったようだ。しかも2月19日に、200億円のユーロ建てCB発行を嫌気してマドを開けて350円近い下げをみせていた経緯があり、その時の真空地帯を駆け上がる格好となった」(国内準大手証券マーケット支援部)としている。戻り売り圧力が希薄なゾーンで、強気の目標株価再設定により、想定以上の値幅がもたらされた格好だ。同社は中期経営計画で積極的な設備投資計画を打ち出しており、「攻めの経営に対する意外性が買い人気に反映された」(同)と指摘されていた。
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)