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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:Ine、円谷フィHD、TREHD

Ine <日足> 「株探」多機能チャートより
■I-ne <4933>  1,744円  +300 円 (+20.8%) ストップ高買い気配   11:30現在  東証プライム 上昇率トップ
 I-ne<4933>がストップ高カイ気配。前週末9日の取引終了後、株主優待制度を導入すると発表した。毎年12月31日時点で100株以上を保有する株主を対象に、自社オンラインストア「and Habit」で利用できるポイント2000円相当を贈呈する。これを好感した買いを集めている。あわせて1~6月期連結決算を発表。売上高は前年同期比4.1%増の203億1100万円、営業利益は同6.0%増の20億3400万円だった。前年同期に関係会社株式売却益を計上した反動で、純利益は大幅な減益となった。

■円谷フィHD <2767>  1,759円  +300 円 (+20.6%) ストップ高   11:30現在  東証プライム 上昇率2位
 円谷フィールズホールディングス<2767>が急伸し、ストップ高の水準となる前営業日比300円高の1759円に買われた。前営業日の9日取引終了後、25年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。経常利益は前年同期比52.3%増の33億2800万円となった。大幅増益で着地したことを好感した買いが入ったようだ。売上高は同13.7%減の261億7600万円だった。遊技機関連でパチンコの販売台数が大きく落ち込んだ一方、海外でのマーチャンダイジング(MD)・ライセンス収入が大きく伸長した。映像・イベント関連も堅調に推移した。

■TREホールディングス <9247>  1,416円  +236 円 (+20.0%)  11:30現在  東証プライム 上昇率3位
 TREホールディングス<9247>が大幅続伸し、年初来高値を更新した。同社は9日取引終了後、25年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比97.2%増の25億1300万円となり、上半期計画の39億円に対する進捗率は64%超に達した。売上高は同17.3%増の258億7300万円で着地した。廃棄物処理・再資源化事業は廃棄物の付加価値化や製品化などに継続して取り組み、受け入れ単価改定も進行。資源リサイクル事業では設備更新及びメンテナンス実施による稼働率の向上に努めるとともに、分選別の強化や適切な在庫マネジメントの推進など搬出品の増加及び付加価値を高める取り組みを行ったことなどが奏功した。なお、上半期及び通期の業績予想については従来計画を据え置いている。

■ヤマシンフィルタ <6240>  483円  +80 円 (+19.9%) ストップ高   11:30現在  東証プライム 上昇率4位
 ヤマシンフィルタ<6240>はストップ高の水準となる前営業日比80円高の483円に買われた。前営業日の9日取引終了後、25年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比12.0%増の48億1700万円、経常利益は同5.9倍の5億5900万円となった。大幅増益でかつ、経常利益の通期計画に対する進捗率は39%と好調なスタートとなっており、業績の上振れを期待した買いが集まったようだ。建機用フィルタ事業では新車需要は減少した一方、交換需要が増加。主要得意先への価格転嫁が奏功し、収益を押し上げた。

■やまびこ <6250>  2,087円  +320 円 (+18.1%)  11:30現在  東証プライム 上昇率5位
 やまびこ<6250>が続急伸している。前週末9日の取引終了後、24年12月期の連結業績予想について、売上高を1580億円から1600億円(前期比5.7%増)へ、営業利益を143億円から175億円(同23.0%増)へ、純利益を100億円から130億円(同42.9%増)へ上方修正し、あわせて配当予想を中間・期末各30円の年60円から中間・期末各40円の年80円へ引き上げたことが好感されている。主力の海外小型屋外作業機械が、北米市場で実施したテレビ広告などのプロモーション効果によりホームセンター向けを中心に伸長していることが牽引する。また、中国子会社の清算が小型屋外作業機械の原価低減に大きく貢献したことや為替レートが円安に推移したことなども寄与する。同時に発表した第2四半期累計(1~6月)決算は、売上高864億600万円(前年同期比7.8%増)、営業利益113億8600万円(同11.4%増)、純利益100億4700万円(同49.6%増)だった。

■LINK&M <2170>  535円  +80 円 (+17.6%) ストップ高   11:30現在  東証プライム 上昇率6位
 リンクアンドモチベーション<2170>がストップ高の水準となる前営業日比80円高の535円に買われた。前営業日の9日取引終了後に発表した24年12月期第2四半期累計(1~6月)の売上収益は前年同期比7.7%増の180億300万円、最終利益は同33.6%増の16億7700万円だった。直近3カ月間では売上収益は同11%増、最終利益は同38%増と高い伸びを示しており、業況のモメンタムを好感した買いが入ったようだ。注力事業であるコンサル・クラウド事業が成長をけん引し、利益を押し上げた。同事業の受注残高は前年同期末比で約20%増加した。

■artience <4634>  3,350円  +500 円 (+17.5%) ストップ高買い気配   11:30現在  東証プライム 上昇率7位
 artience<4634>が急動意、値幅制限上限となる500円高の3350円でカイ気配に張り付く異彩人気となっている。印刷インキの国内トップメーカーで筆頭株主はTOPPANホールディングス<7911>で約18%の株式を保有している。足もとの業績は会社側想定を上回って好調に推移しており、前週末9日取引終了後に24年12月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の145億円から200億円(前期比50%増)に大幅増額した。また、株主還元も強化し今期年間配当は従来計画の90円から100円に10円増額、更に発行済み株式数の8.48%相当の450万株、金額ベースで100億円を上限とする自社株買いを実施することも併せて発表しており、これがビッグサプライズとなり株価を強く刺激する格好となった。

■オプティマスグループ <9268>  567円  +80 円 (+16.4%) ストップ高   11:30現在
 9日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は3.3倍増益で着地」が好感された。
 オプティマスグループ <9268> [東証S] が8月9日大引け後(15:00)に決算を発表。25年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比3.3倍の29.8億円に急拡大し、通期計画の84億円に対する進捗率は35.5%に達し、5年平均の21.2%も上回った。
  ⇒⇒オプティマスグループの詳しい業績推移表を見る

■保土谷化学工業 <4112>  5,100円  +700 円 (+15.9%) ストップ高買い気配   11:30現在  東証プライム 上昇率9位
 保土谷化学工業<4112>がストップ高の5100円水準でカイ気配となっている。前週末9日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高144億8900万円(前年同期比44.3%増)、営業利益28億4200万円(同8.4倍)、純利益17億800万円(同4.6倍)と大幅な増収増益となったことが好感されている。有機EL材料が、スマートフォン向けに加えてタブレット端末向けでの需要が伸長。イメージング材料もプリンター向け材料の需要が海外を中心に回復し、これら機能性色素事業が業績を牽引した。なお、25年3月期通期業績予想は、売上高480億円(前期比8.4%増)、営業利益45億円(同13.9%増)、純利益27億円(同8.8%増)の従来見通しを据え置いている。

■ULSグループ <3798>  5,230円  +700 円 (+15.5%) ストップ高   11:30現在
 ULSグループ<3798>がストップ高の5230円に買われている。前週末9日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高28億5100万円(前年同期比19.9%増)、営業利益7億2300万円(同28.5%増)、純利益4億6900万円(同27.6%増)と大幅増益となったことが好感されている。情報通信、サービス、金融、製造及び自治体などを中心とする既存顧客からの旺盛な需要が継続したことに加えて、コンサルタントの採用活動が順調に推移したことが売上高を牽引した。また、単価・稼働・品質管理の徹底により売上総利益率が改善したことも寄与した。なお、25年3月期通期業績予想は、売上高125億8000万円(前期比21.2%増)、営業利益22億円(同25.2%増)、純利益14億1000万円(同24.6%増)の従来見通しを据え置いている。

■ホソカワミクロン <6277>  4,075円  +545 円 (+15.4%)  11:30現在  東証プライム 上昇率10位
 9日に決算を発表。「10-6月期(3Q累計)経常が27%増益で着地・4-6月期も29%増益」が好感された。
 ホソカワミクロン <6277> [東証P] が8月9日大引け後(15:00)に決算を発表。24年9月期第3四半期累計(23年10月-24年6月)の連結経常利益は前年同期比27.3%増の66億円に伸び、通期計画の78億円に対する進捗率は84.7%に達し、5年平均の65.2%も上回った。
  ⇒⇒ホソカワミクロンの詳しい業績推移表を見る
 同時に発表した「2.7%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。
 発行済み株式数(自社株を除く)の2.7%にあたる40万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は8月13日から25年3月31日まで。

■トーヨーカネツ <6369>  3,845円  +505 円 (+15.1%)  11:30現在
 トーヨーカネツ<6369>が続急伸している。前週末9日の取引終了後、25年3月期の連結業績予想について、売上高を585億円から595億円(前期比10.6%増)へ、営業利益を34億円から39億円(同26.2%増)へ、最終利益を25億円から28億円(同21.2%減)へ上方修正し、あわせて年間配当予想を期末一括163円から中間50円・期末132円の年182円へ引き上げたことが好感されている。物流ソリューション事業における順調な進捗や、追加受注に伴う業績寄与などが業績を押し上げるという。なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高139億9600万円(前年同期比40.1%増)、営業利益13億200万円(前年同期4億4600万円の赤字)、最終利益9億4900万円(同4億6900万円の赤字)だった。

■コプロHD <7059>  1,628円  +200 円 (+14.0%)  11:30現在
 9日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は40%増益で着地」が好感された。
 コプロ・ホールディングス <7059> [東証P] が8月9日大引け後(16:30)に決算を発表。25年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比40.3%増の4.3億円に拡大したが、4-9月期(上期)計画の10.4億円に対する進捗率は41.3%となり、5年平均の42.5%とほぼ同水準だった。
  ⇒⇒コプロHDの詳しい業績推移表を見る

■川田テクノロジーズ <3443>  2,581円  +315 円 (+13.9%)  11:30現在
 9日に決算を発表。「今期経常を20%上方修正」が好感された。
 川田テクノロジーズ <3443> [東証P] が8月9日大引け後(16:00)に決算を発表。25年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比3.3倍の28.4億円に急拡大した。併せて、通期の同利益を従来予想の60億円→72億円(前期は105億円)に20.0%上方修正し、減益率が43.1%減→31.7%減に縮小する見通しとなった。
  ⇒⇒川田テクノロジーズの詳しい業績推移表を見る

■鴻池運輸 <9025>  2,337円  +254 円 (+12.2%)  11:30現在
 9日に決算を発表。「上期経常を29%上方修正・最高益予想を上乗せ」が好感された。
 鴻池運輸 <9025> [東証P] が8月9日大引け後(15:00)に決算を発表。25年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比60.2%増の68.5億円に拡大した。併せて、4-9月期(上期)の同利益を従来予想の90億円→116億円(前年同期は87.1億円)に28.9%上方修正し、増益率が3.3%増→33.1%増に拡大し、従来の3期連続での上期の過去最高益予想をさらに上乗せした。
  ⇒⇒鴻池運輸の詳しい業績推移表を見る

■Mipox <5381>  450円  +80 円 (+21.6%) ストップ高買い気配   11:30現在
 Mipox<5381>はストップ高の450円水準でカイ気配となっている。前週末9日の取引終了後、25年3月期の連結業績予想について、営業利益を3億円から7億円(前期4億4200万円の赤字)へ、最終利益を2億円から6億円(同4億800万円の赤字)へ上方修正したことが好感されている。世界的な汎用データセンター投資の復調や、半導体及びハードディスク市場の回復などを背景に、製品事業におけるハイテク関連製品全般の売上高が増加したことが要因。セールスミックスの変化により売上高予想は100億円(前期比6.9%増)の従来見通しを据え置いたが、これらハイテク関連製品は相対的に利益率が高いことから利益を押し上げる。

●ストップ高銘柄
 コムシード <3739>  218円  +50 円 (+29.8%) ストップ高   11:30現在
 WDBココ <7079>  3,730円  +700 円 (+23.1%) ストップ高買い気配   11:30現在
 ぷらっとホーム <6836>  1,655円  +300 円 (+22.1%) ストップ高買い気配   11:30現在
 理研コランダム <5395>  3,990円  +700 円 (+21.3%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、30銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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