【市況】東京株式(前引け)=続急伸、米ハイテク株高と円安を好感
日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
きょう前場の東京株式市場は、前日の米株市場でハイテク株中心に堅調だったことや、外国為替市場で円高が一服し1ドル=147円台で推移していることなどを受け、ハイテク株中心に買い戻す動きが続いた。日経平均は一時1000円高に買われ、3万6000円台を回復する場面があった。その後は戻り売り圧力に上値が押さえられ、3万5000円台に押し戻されたものの、760円あまりの大幅高で前場の取引を終えた。個別には好決算発表銘柄を中心に値を飛ばすものが目立っている。値上がり銘柄数は全体の7割近くを占めた。
個別ではレーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>など半導体製造装置大手が売買代金上位を独占し、株価も大きく上昇させている。三菱重工業<7011>が高く、ソフトバンクグループ<9984>も物色人気。三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクやトヨタ自動車<7203>などがしっかり。キーエンス<6861>の上げ足も目立つ。円谷フィールズホールディングス<2767>、ヤマシンフィルタ<6240>などがストップ高に買われ、TREホールディングス<9247>も急騰した。半面、リクルートホールディングス<6098>が売り優勢、任天堂<7974>も軟調。オリエンタルランド<4661>も売りに押されている。ジャムコ<7408>、カーリット<4275>、アトラエ<6194>などが急落、野村マイクロ・サイエンス<6254>の下げも目立つ。
出所:MINKABU PRESS