【材料】上新電機---1Qは売上高が前年同期比ほぼ横ばいも、経常利益は同16.0%減となった
上新電 <日足> 「株探」多機能チャートより
上新電機<8173>は6日、2025年3月期第1四半期(24年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比0.2%減の901.95億円、営業利益が同16.7%減の9.09億円、経常利益が同16.0%減の9.04億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同24.5%減の4.68億円となった。売上面では、店舗販売は前年比若干の増収を確保したが、インターネット販売は収益性を重視した販売戦略の見直しを進めていることで大幅減収を余儀なくされた。利益面では、売上総利益率は前年同期比0.5%改善し27.9%と収益力の強化が着実に進んだが、販管費の増加分を補うことができず、営業利益以下が大幅減益となった。
今年度が2年目となる3カ年の中期経営計画『JT-2025経営計画』に取り組んでいる。店舗展開は、引き続き店舗力の強化と投資効率の改善を目指す適切なスクラップアンドビルドの方針のもと、ソコラ所沢店(埼玉県)をはじめ2店舗の出店を行うとともに1店舗の撤収を行った結果、当第1四半期連結会計期間末の店舗数は215店舗となった。
2025年3月期通期については、売上高が前期比1.6%増の4,100.00億円、営業利益が同7.6%増の90.00億円、経常利益が同9.1%増の90.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同22.7%増の60.00億円とする期初計画を据え置いている。
《SI》
提供:フィスコ