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【市況】注目銘柄ダイジェスト(前場):DVx、Hamee、エコナビスタなど

DVx <日足> 「株探」多機能チャートより

DVx<3079>:1050円(+145円)
一時ストップ高。前日に株主還元方針の変更、並びに配当予想の引き上げを発表している。これまでは、継続的かつ安定的な配当による株主還元を行うことを基本としていたが、企業価値および株式価値の向上を図ることで株主還元を継続的かつ安定的に強化するとし、DOE5.0%以上を目途に配当額を決定するとしている。24年3月期年間配当金は従来計画の30円から50円にまで引き上げ、利回り妙味が一気に高まる状況となっている。


Hamee<3134>:874円(-187円)
大幅続落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は1.7億円で前年同期比29.9%減となり、据え置きの通期計画20.9億円、前期比64.1%増に対して、想定外に低調なスタートとなっている。商品ミックスの変化などによって、コマースセグメントが大幅な減益となっている。通期業績計画達成に対する不透明感が先行しているようだ。なお、繰延税金負債の計上に伴って、第1四半期純損益は1.3億円の赤字となっている。


エコナビスタ<5585>:2565円(+409円)
大幅に3日ぶり反発。23年10月期第3四半期累計(22年11月-23年7月)の営業利益を4.23億円と発表している。説明資料によると、前年同期比24.9%増。センサー機器を手掛けるライフリズムナビ事業で新規顧客獲得や既存顧客への水平展開などが増加した。通期予想は前期比27.2%増の3.85億円で据え置いたが、第3四半期累計時点で既に上回っているため、会社計画を超過達成するとの見方が広がっているようだ。


東京ベース<3415>:340円(+35円)
大幅続伸。前日に上半期決算を発表、営業利益は3.2億円で前年同期比3.3億円の損益改善となり、5-7月期においても同2.3億円の損益改善に。人流の増加やインバウンド購買客数の増加などで国内事業が伸長。販管費の抑制なども奏効しているもよう。第1四半期決算発表後から株価は大きく調整していたこともあって、順調な収益回復確認から見直しの動きが進む形に。


ANYCOLOR<5032>:3925円(+470円)
大幅反発。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は40.4億円で前年同期比90.5%増となり、据え置きの通期計画127億円、前期比34.9%増に対する進捗率は31.8%と順調スタートに。にじさんじはコマースおよびプロモーションが堅調に推移し、コマース領域はユニット展開施策、プロモーション領域は案件の大型化等で収益が拡大しているもよう。想定以上の大幅増益決算を受けてあらためて成長期待などが高まる状況となっているようだ。


INTLOOP<9556>:6820円 カ -
ストップ高買い気配。24年7月期の営業利益予想を前期比45.0%増の16.03億円と発表している。プロフェッショナル人材ソリューションサービスやコンサルティングサービスの稼働人数が増加する見通し。23年7月期の営業利益は39.4%増の11.05億円で着地した。また、システム開発会社を傘下に持つディクスホールディングス(東京都港区)を子会社化すると開示している。取得価額は8.93億円で、異動後の議決権所有割合は58.3%。


ニーズウェル<3992>:723円(+42円)
大幅反発。前日に23年9月期の業績上方修正を発表している。営業利益は従来予想の10億円から11億円、前期単独比59.3%増にまで引き上げている。新入社員が想定よりも早期に戦力化できたこと、ITアウトソーシングビジネスの拡大に伴い収益性が向上したことなどを業績上振れの背景としている。なお、第3四半期までの段階では同52.1%増であり、やや増益率は拡大する形になっている。


ビジョナル<4194>:7790円(+470円)
大幅に続伸。24年7月期の営業利益予想を前期比21.0%増の160.00億円と発表している。主力のビズリーチ事業で企業によるプロフェッショナル人材の採用需要が高まると見込む。同時に発表した23年7月期の営業利益は59.7%増の132.25億円で着地した。ビズリーチ事業のほか、人材管理クラウドなどを扱うHRMOS事業が伸長し、利益が拡大した。また、東証プライム市場への区分変更申請に向けて準備することを明らかにしている。
《ST》

 提供:フィスコ

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