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【材料】戸田工業---1Qは増収、機能性顔料事業では複写機・プリンター向け材料、塗料向け材料、触媒向け材料が好調に推移

戸田工 <日足> 「株探」多機能チャートより

戸田工業<4100>は8日、2023年3月期第1四半期(22年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比18.8%増の97.08億円、営業利益が同33.2%増の8.53億円、経常利益が同11.7%増の11.70億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同9.8%減の8.52億円となった。

各種製品の需要が概ね旺盛であったことから、販売が好調に推移した。また、円安影響等もあり、売上高は前年同期を上回った。

各事業別の概況について、機能性顔料事業は、市場の需要が前年度に引き続き旺盛であり、主に複写機・プリンター向け材料、塗料向け材料、触媒向け材料が好調に推移し、売上高は前年同期を上回った。

電子素材事業は、一部の製品は世界的な半導体不足等により、受注の遅れが生じているが、基幹事業である磁石材料を中心に販売は堅調に推移した。特に、世界最高レベルの磁気特性を持つ希土類ボンド磁石材料は主に自動車用のモーター用途として、需要が増加している。また、2021年7月1日に子会社化した江門協立磁業高科技有限公司を連結したこと等により、売上高は前年同期を上回った。

利益面においては、原材料、エネルギー価格及び輸送費高騰の影響は受けているものの、売上高の増加に伴い、限界利益が増加した。営業外収支においては、急激な円安進行により為替差益1.67億円を計上したものの、持分法適用関連会社の収益が前年同期を下回った。

2023年3月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比13.2%増の400.00億円、営業利益は同36.5%減の16.00億円、経常利益は同40.3%減の25.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同51.9%減の15.00億円とする期初計画を据え置いている。

《ST》

 提供:フィスコ

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