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【材料】キリンHDが3日ぶり反落、22年12月期業績予想を上方修正も材料出尽くし感

キリンHD <日足> 「株探」多機能チャートより
 キリンホールディングス<2503>は3日ぶりに反落。8日の取引終了後、22年12月期の連結業績予想について、売上高を1兆9500億円から1兆9900億円(前期比9.2%増)へ、最終利益を1145億円から1340億円(同2.2倍)へ上方修正したが、材料出尽くしとの見方から売られているようだ。

 期初計画で0億円として見込んでいたミャンマー・ブルワリー社が上期において実績を計上したことに加えて、為替相場の円安傾向を受けて想定為替レートを1ドル=113円から126円へ、1豪ドル=82円から90円へ見直したことが要因としている。また、第3四半期において、持ち分法適用関連会社の華潤麒麟飲料(大中華)有限公司の株式譲渡に係る株式売却益約500億円を計上予定であることも寄与する。

 なお、同時に発表した第2四半期累計(1~6月)決算は、売上高9170億4800万円(前年同期比6.1%増)、純利益553億5000万円(同2.3倍)だった。

出所:MINKABU PRESS

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