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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 利食い先行も下値は堅く、買い方はレンジを切り上げる格好


 日経225先物は11時30分時点、前日比50円高の2万7830円(+0.17%)前後で推移。寄り付きは2万7770円と、シカゴ日経平均先物(2万7865円)を下回り、やや売り先行で始まった。ただし、現物の寄り付き直後につけた2万7690円を安値に出直りを見せ、前場半ばには2万7800円を回復。その後は、グローベックスの米株先物が小安く推移していたこともあり2万7800円を挟んで保ち合いが続いたものの、前引けにかけて上放れる格好から買いが強まり、一時2万7900円まで買われる場面も見られた。

 日経225先物は朝方こそ利食い優勢で始まったが、底堅さが意識されるなかで、前引けにかけてロングが強まったようだ。東証プライム市場の騰落状況は、値上がり、値下がり銘柄数が拮抗しており、全体としては方向感のつかみづらい状況だった。ただし、NT倍率は先物中心限月で一時14.28倍に上昇し、6月27日の直近高値14.27倍を上回ってくるなど、NTロングの動きが見られており、日経平均型優位の状況である。週末要因から後場は利食いも入りやすいが、これといった押し目がない状況下では、買い方が下値を切り上げてくる可能性もありそうだ。

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