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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 クロスキャト、フィルC、エスクロAJ (16日大引け後 発表分)

クロスキャト <日足> 「株探」多機能チャートより

 16日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 クロスキャト <2307>   ★上期経常を2倍上方修正・2期ぶり最高益更新へ
 ◆22年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の2.1億円→4.2億円に2.0倍上方修正。増益率が40.9%増→2.8倍に拡大し、2期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなった。官公庁や通信、製造業向けの案件が好調に推移し、売上高が計画を上回ることが寄与。売上原価や販管費の抑制も上振れに貢献する。

 フィルC <3267>   ★今期経常を30%上方修正
 ◆21年11月期の連結経常利益を従来予想の5億円→6億5000万円に30.0%上方修正。増益率が5.1倍→6.6倍に拡大する見通しとなった。東京都大田区の販売用不動産(空中店舗フィル・パーク)の売却額が計画を上回ることが上振れの要因。入居区画6区画のうち5区画のテナントが決定し、賃料収入が想定を上回る見込みになった。

 電算 <3640>   ★上期経常を9.8倍増益に上方修正
 ◆22年3月期上期(4-9月)の連結経常損益を従来予想の1000万円の赤字→4億円の黒字(前年同期は4100万円の黒字)に上方修正し、9.8倍増益見通しとなった。コロナ対策に伴うワクチン接種予約システムの提供やワクチン接種券の対応、ワクチン接種記録システムへの連携対応などで想定以上の受注を獲得したことが寄与。また、子育て世帯生活支援特別給付金対応などの受注や下期に予定していた案件の前倒し計上に加え、業務の内製化で外注費が減少することも上振れに貢献する。

 ポバール興業 <4247> [名証2]  ★今期経常を一転10%増益に上方修正、配当も2円増額
 ◆22年3月期の連結経常利益を従来予想の3.2億円→3.8億円に17.4%上方修正。従来の6.0%減益予想から一転して10.3%増益見通しとなった。総合接着・樹脂加工事業でディスプレーガラス向け研磨部材の販売が堅調に推移したほか、自動車・鉄鋼業界を中心にベルト関連製品の受注が想定より伸びることが寄与。オンラインの活用による販管費の減少なども上振れに貢献する。
  業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の30円→32円に増額修正した。

 エスクロAJ <6093>   ★上期経常を71%上方修正
 ◆22年2月期上期(3-8月)の連結経常利益を従来予想の1.3億円→2.3億円に70.6%上方修正。減益率が59.5%減→31.0%減に縮小する見通しとなった。クラウドシステムのリリースとオペレーションセンターの開設が計画より遅れ、費用の計上が抑制されたことが要因。

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