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【材料】<動意株・4日>(前引け)=タカラバイオ、TDCソフト、デコルテHD

 タカラバイオ<4974>=大幅反発。3日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を505億円から542億円(前期比17.6%増)へ、営業利益を140億円から170億円(同21.8%増)へ、純利益を98億円から119億円(同24.6%増)へ上方修正した。新型コロナウイルスの影響を受けて低迷していた一般研究用試薬市場が回復していることに加えて、新型コロナのPCR検査関連製品が増加したことが要因。また、遺伝子解析・検査関連受託などの増加も見込まれるとしている。同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高152億7200万円(前年同期比2.2倍)、営業利益85億400万円(同12.3倍)、純利益60億2500万円(同14.9倍)だった。

 TDCソフト<4687>=急反騰。5月25日につけた年初来高値1146円を約2カ月半ぶりに更新した。同社は独立系システムインテグレーターでAIデータサイエンスやアジャイル開発、クラウド分野などへの取り組みに力を入れている。3日取引終了後に発表した22年3月期第1四半期(4~6月)決算は営業利益が前年同期比88%増の8億2600万円と急拡大した。ITサービス管理やクラウドサービス関連の案件が好調で全体収益を牽引した。対上期(4~9月)進捗率も75%に達しており、これを評価する買いを呼び込む形となった。

 デコルテ・ホールディングス<7372>=続急伸。同社は今年6月22日に東証マザーズ市場に新規上場した直近IPO銘柄でフォトウエディング(写真婚)事業を主力にフィットネス事業なども手掛けている。足もとの業績は急回復をみせており、3日取引終了後に発表した21年9月期第3四半期(20年10月~21年6月)決算は営業利益が前年同期比2.9倍の8億4700万円と大幅な伸びを達成し、通期計画の8億5000万円にほぼ並んだ。これにより通期業績予想の増額修正を見込んだ買いが集中した。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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