【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 ＮＯＫ、ディスコ、イーグル工 (20日大引け後 発表分)

　20日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

　ＮＯＫ <7240> 　　★今期経常を47％上方修正
　◆22年3月期の連結経常利益を従来予想の272億円→400億円に47.1％上方修正。増益率が48.3％増→2.2倍に拡大する見通しとなった。シール事業で自動車向け、一般産業機械向けともに受注が想定を上回るほか、電子部品事業も自動車向け、高機能スマートフォン向けの販売が順調に推移することが上振れの要因。

　ディスコ <6146> 　　★非開示だった上期経常は46％増で4期ぶり最高益、52円増配へ
　◆22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比61.8％増の147億円に拡大して着地。旺盛な半導体需要を背景に、量産用途を中心に精密加工装置の高水準な出荷が続いたほか、消耗品の精密加工ツールも伸び、35.4％の大幅増収を達成した。
　　併せて、非開示だった上期(4-9月)の同利益は前年同期比46.2％増の338億円と4期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しになったと発表。業績好調に伴い、上期配当は168円(前年同期は116円)実施する方針とした。

　イーグル工 <6486> 　　★上期経常を67％上方修正、通期も増額
　◆22年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の30億円→50億円に66.7％上方修正。円安進行を追い風に、自動車・建設機械業界向け事業を中心に売上高が計画を上回ることが寄与。経費削減の進展なども上振れに貢献する。
　　併せて、通期の連結経常利益も従来予想の85億円→100億円に17.6％上方修正。増益率が0.6％増→18.4％増に拡大する見通しとなった。

　明豊エンタ <8927> [ＪＱ]　　★今期経常を84％上方修正、配当も3円増額
　◆21年7月期の連結経常利益を従来予想の5億円→9.2億円に84.0％上方修正。増益率が12.6％増→2.1倍に拡大する見通しとなった。投資用不動産の販売で利益率・利益額が安定して推移するなか、新型コロナウイルス感染予防対策のための対面営業や展示会の中止で広告宣伝費が減少したことが寄与。新型コロナ関連の助成金を計上したことなども利益を押し上げる。
　　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の5円→8円(前期は5円)に大幅増額修正した。

株探ニュース