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【特集】ジャストプラ Research Memo(4):2021年1月期はコロナ禍によるマイナス影響を受け減収減益に

ジャストプラ <日足> 「株探」多機能チャートより

■業績動向

1. 2021年1月期の業績概要
ジャストプランニング<4287>の2021年1月の連結業績は、売上高で前期比13.3%減の2,103百万円、営業利益で同25.3%減の185百万円、経常利益で同19.4%減の198百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同29.6%減の76百万円となった。2020年3月以降、国内で新型コロナウイルス感染症が拡大し、4月から5月にかけて政府による緊急事態宣言が発出され、飲食店舗の休業要請が行われたほか、2020年11月以降も感染再拡大によって飲食店の営業時間短縮要請が地域によって出されるなど、外食業界にとって厳しい市場環境が続いたことで、同社が提供する「まかせてネット」や飲食事業の売上高が減少したことが減収減益要因となった。

交通費や広告宣伝費を中心に経費全般の抑制に取り組んだことで、販管費が前期比7.4%減の583百万円となったが、売上減に伴う売上総利益の減少をカバーしきれなかった。また、親会社株主に帰属する当期純利益の減益率が大きくなっているのは、特別損失として貸付金にかかる貸倒引当金繰入額47百万円や投資有価証券評価損13百万円、子会社のJPパワーで展開する飲食店舗の固定資産にかかる減損損失14百万円を計上したことによる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《YM》

 提供:フィスコ

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