【注目】★本日の【イチオシ決算】 フロンテオ、スターマイカ、タングス (5月20日)
フロンテオ <日足> 「株探」多機能チャートより
1)本日(5月20日)引け後に発表された決算・業績修正
●イチオシ決算
【フロンテオ <2158> [東証M]】 ★前期経常が上振れ着地・今期は36%増益、3期ぶり復配へ
◆21年3月期の連結経常損益は3億3000万円の黒字(前の期は9億9200万円の赤字)に浮上し、従来予想の9700万円の黒字を上回って着地。続く22年3月期の同利益は前期比36.4%増の4億5000万円に拡大する見通しとなった。前期はAIソリューション事業のビジネスインテリジェンスで金融分野の大型案件を複数獲得したほか、リーガルテックAI事業はポートフォリオ改革で採算が大きく改善した。今期はAIソリューション事業の売上高20%成長を計画し、リーガルテックAI事業はAIレビューツール活用案件を重視し、AI売上高の拡大を目指す。
併せて、今期の年間配当は3円と3期ぶりに復配する方針とした。
●サプライズな決算発表・業績修正
スターマイカ <2975> ★上期経常を一転53%増益に上方修正
◆21年11月期上期(20年12月-21年5月)の連結経常利益を従来予想の12.4億円→19億円(前年同期は12.4億円)に52.9%上方修正し、一転して52.6%増益見通しとなった。コロナ禍でもリノベーションマンション市場が活況にあるなか、積極的な販売戦略が奏功し、販売戸数、利益率がともに想定を上回ったことが上振れの要因。
T・SCAT <3974> [JQ] ★上期経常を一転20%増益に上方修正
◆21年10月期上期(20年11月-21年4月)の連結経常利益を従来予想の7000万円→1億円(前年同期は8300万円)に42.9%上方修正し、一転して20.5%増益見通しとなった。コロナ禍の影響で売上高は計画を下回ったものの、課金型ストックビジネスの拡大に加え、人の移動自粛に伴うWeb商談の活用やイベントの自粛などによる経費削減が寄与し、採算が大きく改善した。
タングス <6998> [東証2] ★今期経常は34%増益、40円増配へ
◆21年3月期の連結経常利益は前の期比4.2%減の6.4億円で着地。続く22年3月期は前期比33.7%増の8.6億円に拡大する見通しとなった。今期は世界経済が緩やかに回復するなか、収益改善を見込む。年間配当は前期比40円増の80円に大幅増配する方針とした。
併せて、中期経営計画を策定。利益体質強化と成長事業の拡大、新規事業創出の加速を基本戦略に掲げ、25年3月期に営業利益10億円(21年3月期は2.7億円)を目指す。
2)5月21日の決算発表銘柄(予定)
■引け後発表
◆本決算:
<4031> 片倉コープ
<8961> 森トラストR [東R]
<9610> ウィルソンW [JQ]
合計3社
※「株探」では、株価、PER、利回りなどを併記した【決算発表・業績修正】銘柄一覧をご覧いただけます。
株探ニュース