【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):久光薬、ネクステージ、ウシオ電(訂正)
久光薬 <日足> 「株探」多機能チャートより久光製薬<4530>がストップ高。米ブルームバーグ通信は6日、「『サロンパス』で知られる久光製薬は、経営陣による買収(MBO)で非公開化する方針を固めた」と報じた。買収規模は足もとの時価総額3400億円にプレミアムを乗せ、4500億円規模とする方針と伝えている。報道を受け東京証券取引所は久光薬の株式売買を午前10時34分より一時停止。その後、久光薬はコメントを開示し、「非公開化に関して検討していることは事実」と表明した。同日午後1時11分に売買再開となった久光薬はTOB価格を巡る思惑から大量の買い注文を集めた。
■ネクステージ <3186> 3,195円 +414 円 (+14.9%) 本日終値 東証プライム 上昇率2位
ネクステージ<3186>は大幅続伸し、2023年9月以来、約2年4カ月ぶりの高値をつけた。5日の取引終了後、25年11月期の連結決算の発表にあわせて、26年11月期の連結業績予想を開示した。売上高予想を6840億円(前期比4.9%増)、営業利益予想を240億円(同22.5%増)、最終利益予想を150億円(同17.1%増)とした。最終利益は4期ぶりとなる過去最高益の更新を見込んでおり、好業績の見通しを評価した買いが集まった。期末一括配当は50円(前期は45円)を予想する。中古車販売大手の同社は、今期の小売販売台数を19万2000台(同3.9%増)と想定。期末店舗数を368店舗と、期首から15店舗増やす計画だ。商品を仕入れてから販売するまでのリードタイムを短くすることで値下げの抑制を図り、利益率を改善する。25年11月期は売上高が6520億7200万円(前の期比18.0%増)、営業利益が195億9700万円(同51.4%増)、最終利益が128億1100万円(同60.0%増)だった。営業利益の過去最高益を更新した。自動車販売やオークション出品、整備のいずれも売上高を伸ばし、販管費を抑制して営業利益率を改善した。昨年11月30日を基準とする期末一括配当は従来の見通しから11円増額して45円に決定した。
■ウシオ電機 <6925> 2,825.5円 +241 円 (+9.3%) 本日終値 東証プライム 上昇率4位
ウシオ電機<6925>がマドを開けて続騰し、2006年4月以来、およそ19年9カ月ぶりの高値圏で推移。モルガン・スタンレーMUFG証券が5日、ウシオ電の投資判断を従来の「イコールウェート」から「オーバーウェート」に引き上げた。目標株価は2200円から3100円に増額修正している。先端パッケージング技術である「EMIB-T」に関し、一部の半導体メーカーが採用の検討に入っているとしたうえで、EMIB-T向けにウシオ電の分割投影露光装置の需要が復活する可能性が出てきたと指摘。同証券は28年3月期のウシオ電の営業利益予想を従来の157億円から177億円に見直した。
■ジーエヌアイグループ <2160> 2,480円 +190 円 (+8.3%) 本日終値
ジーエヌアイグループ<2160>が急伸。同社は6日、連結子会社の米ジャイア・セラピューティクス<GYRE>が、中国国家薬品監督管理局(NMPA)の医薬品評価センター(CDE)との間で、新薬承認申請(NDA)に向けた事前協議を完了したと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。ジャイア・セラピューティクスは昨年5月、中国で開発を進める肝線維症治療薬「F351」の第3相臨床試験に関し、主要評価項目を達成したと発表。2021年にはCDEより画期的治療薬の指定を受けていた。ジャイア・セラピューティクスは今年上半期のNDAの提出を目指すとともに、条件付き承認から本承認への移行に向けた検証的臨床試験の実施準備を進める。
■サイゼリヤ <7581> 5,900円 +420 円 (+7.7%) 本日終値 東証プライム 上昇率10位
サイゼリヤ<7581>が大幅高で、昨年来高値を更新した。同社は5日、25年12月度の月次情報(レストラン業態のサイゼリヤのみ)を公表。既存店売上高は前年同月比18.7%増となり、好調さを維持していることが買い安心感につながったようだ。既存店の客数が同15.5%増、客単価が同2.7%増となったことが寄与。なお、全店ベースの売上高は同21.2%増となっている。
■北野建設 <1866> 1,475円 +90 円 (+6.5%) 本日終値
北野建設<1866>が3日ぶりに大幅反発し、1996年以来、約30年ぶりの高値をつけた。香港に拠点を置き、インベストメント・マネジメント業務を営むオールド・ピーク・グループが6日、関東財務局へ大量保有報告書を提出した。新たに北野建の株式について5%を超えて保有していることが明らかとなり、需給思惑的な買いが集まった。大量保有報告書によると、オールド・ピーク・グループらの共同保有割合は5.04%。報告義務発生日は12月23日。保有目的は「長期投資並びに株主価値の向上及び保全のため重要提案行為等を行うことがある」としている。
■住友金属鉱山 <5713> 7,059円 +421 円 (+6.3%) 本日終値
住友金属鉱山<5713>が大幅続伸。株価は一時前日比で7%超高の7163円まで値を上げ、株式併合考慮後の上場来高値を更新した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)では金先物2月物が、前週末比121.9ドル高の1トロイオンス=4451.5ドルに上昇。トランプ米政権が3日、ベネズエラを攻撃し同国のマドゥロ大統領を拘束したことで、地政学リスクの高まりが警戒されるなか、安全資産の金に買いが流入している。金鉱山を保有する住友鉱がけん引する格好で三菱マテリアル<5711>やDOWAホールディングス<5714>、三井金属<5706>など非鉄株が軒並み値を上げている。
■ENEOS <5020> 1,182円 +60.5 円 (+5.4%) 本日終値
石油関連株が高い。ENEOSホールディングス<5020>や出光興産<5019>が買われ、INPEX<1605>や石油資源開発<1662>も値を上げた。5日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の2月限が前週末比1.00ドル高の1バレル=58.32ドルと上昇した。米国がベネズエラを攻撃し、同国のマドゥロ大統領が拘束された。ベネズエラは世界最大の石油埋蔵量を有する産油国であり、石油市場の反応が注目された。トランプ米大統領はベネズエラに世界最大級の米国石油企業を投入する、と発言し原油の増産思惑も台頭する一方、当面は混乱も予想されるなか原油先物相場は値を上げる展開となった。前日のニューヨーク株式市場でシェブロン<CVX>やエクソン・モービル<XOM>、コノコフィリップス<COP>など石油株が上昇するなか、日本の石油関連株も堅調な値動きとなっている。
■地主 <3252> 3,135円 +148 円 (+5.0%) 本日終値
地主<3252>が反発。同社は5日取引終了後、25年12月期第4四半期(10~12月)の仕入れ状況を公表。スーパー、ドラッグストア、ディスカウントストア、コンビニエンスストア、カーディーラー、ホテル、複合商業施設、中古品買取販売、ホスピス、病院、タンクターミナル、工場・倉庫、物流、その他をテナント業種とする開発用地を64件・553億円(今期累計は115件・1420億円)を仕入れたとしており、将来の業績への寄与が期待されているようだ。
■セーフィー <4375> 860円 +35 円 (+4.2%) 本日終値
セーフィー<4375>が3営業日ぶりに反発。同社はきょう午前11時30分ごろ、タイに現地法人を設立したと発表。今後の展開などが期待されているようだ。同社は24年2月に駐在員事務所を設立し、タイ市場に参入。同市場での事業を本格的に拡大するにあたり、営業と現地サポート機能を強化するため現地法人を設立したという。
株探ニュース

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