市場ニュース

戻る
 

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):久光薬、高島屋、キオクシア

久光薬 <日足> 「株探」多機能チャートより
■第一稀元素化学工業 <4082>  1,423円  +300 円 (+26.7%) ストップ高   本日終値  東証プライム 上昇率トップ
 第一稀元素化学工業<4082>がストップ高。電材向けジルコニウム化合物の大手で、自動車用排ガス触媒では圧倒的な実績を有し、グローバルニッチトップとして存在感を示す。更にレアアースを使用しないセラミックス材料の開発に成功していることで、高市政権下での経済安全保障の観点からも要衝を占める企業だが、目先は中国が日本に対し軍民両用物資の輸出を即時禁止すると発表、レアアースもその対象となっているもようで、同社の存在感が改めて浮き彫りとなった。株式需給面では貸株市場を経由した空売りが積み上がっており、市場では踏み上げ相場に発展する可能性も指摘されていた。

■サンケイRE <2972>  125,700円  +22,300 円 (+21.6%)  本日終値
 サンケイリアルエステート投資法人<2972>は急騰。トーセイ<8923>が6日取引終了後、子会社トーセイ・アセット・アドバイザーズが投資一任契約により運用管理するファンドが出資する投資ビークルを通じ、サンケイREに対してTOBを実施すると発表した。TOB価格を1口12万5000円としており、これにサヤ寄せする格好となった。買い付け予定数は46万7099口(下限24万7563口、上限設定なし)、買い付け期間は1月7日~2月19日。TOB成立後にサンケイREは上場廃止となる予定で、これを受けて東京証券取引所は6日付で同投資法人を監理銘柄(確認中)に指定した。

■久光製薬 <4530>  6,200円  +1,000 円 (+19.2%) ストップ高   本日終値  東証プライム 上昇率3位
 久光製薬<4530>がストップ高。同社は6日の取引終了後、MBO(経営陣が参加する買収)の一環として、同社社長が代表者であるタイヨー興産(福岡県久留米市)が久光薬に対し株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。非公開化を目指す。買付価格は1株6082円で、久光薬の株価はこれにサヤ寄せした。買付予定数の下限は4111万9400株で上限は設定しない。買付期間は7日から2月19日まで。TOBが成立した場合、所定の手続きを経て上場廃止となる見込み。東京証券取引所は6日付で久光薬を監理銘柄(確認中)に指定した。

■日鉄鉱業 <1515>  2,648円  +238 円 (+9.9%)  本日終値  東証プライム 上昇率5位
 日鉄鉱業<1515>が大幅続伸し最高値。同社は鉄鋼向け石灰石が主力だが、海外に銅鉱山を保有しており、足もとの銅価格上昇を材料視する買いが流入している。ロンドン金属取引所(LME)で銅3カ月先物は6日、一時1トン=1万3300ドル台へ上昇し最高値を更新した。銅はデータセンターや電気自動車(EV)向けに需要が拡大しているほか、銅鉱山での事故やストライキなども加わり市場には需給逼迫への懸念も台頭している。同社はチリのアタカマ鉱山で銅精鉱の生産を行っているほか、アルケロス鉱山の稼働も予定しており銅関連株として再評価されている。

■高島屋 <8233>  1,861円  +161 円 (+9.5%)  本日終値  東証プライム 上昇率6位
 高島屋<8233>が大幅高で6連騰。昨年来高値を更新した。同社は6日の取引終了後、26年2月期第3四半期累計(3~11月)の連結決算発表にあわせ、28年満期ユーロ円建て転換社債型新株予約権付社債(CB)の買い入れを行い、2月20日に全額を消却すると発表した。昨年10月に増配や自社株買いなど株主還元の強化を打ち出したものの、現状の株価がCBの転換価額を上回って推移していることから、潜在的な希薄化懸念が広がっていると判断。CBの買い入れと消却により大規模な株主還元を早期に実現できると判断した。潜在的な希薄化リスクが後退すると受け止めた投資家の買いが株価を押し上げたようだ。CBの買い入れに関する申込期間は1月15日まで。買入価格には所定のプレミアムを付与する形とする。CBの投資家が買い入れに応募せず、株式に転換する可能性があることを踏まえ、1月15日に実施を予定していた自社株消却は見合わせる。高島屋はCBの買入価額と帳簿価額の差について特別損失を計上する見込み。総額は申し込み状況により変動するため確定できないとしながらも、税効果考慮後で特別損失の7割程度が純利益を押し下げる見通しとしている。第3四半期累計の売上高は前年同期比2.2%減の3538億2100万円、純利益が同14.0%増の297億2200万円だった。

■キオクシア <285A>  12,690円  +1,090 円 (+9.4%)  本日終値  東証プライム 上昇率7位
 キオクシアホールディングス<285A>がマドを開けて急伸。大発会から3連騰となり、昨年11月11日につけた上場来高値に迫る動きをみせている。米ラスベガスでテクノロジーの国際見本市「CES2026」が開催され、テック株に注目が集まりやすい局面において、6日にはエヌビディア<NVDA>がAI向けの新たなストレージインフラを推進すると発表。これを受けて同日の米株式市場ではストレージ関連株が買われたほか、メモリー需要が更に拡大するとの期待感から、キオクシアと同業でNAND型フラッシュメモリーを手掛けるサンディスク<SNDK>にも投資マネーが流入し、同社株は27%を超す急騰劇を演じた。これらを背景に、キオクシアに対する投資家の物色意欲が一段と高まる形となり、東証の個別銘柄の売買代金で同社株は2位以下を大きく引き離してトップとなっている。また、SMBC日興証券は6日付で、キオクシアの投資評価を3段階で真ん中の「2」から最上位の「1」に引き上げた。目標株価は4800円から1万6400円に見直している。

■古河機械金属 <5715>  4,390円  +315 円 (+7.7%)  本日終値  東証プライム 上昇率10位
 古河機械金属<5715>がマドを開けて上昇、一時425円高の4500円まで上値を伸ばし、11月27日につけた昨年来高値4380円を上抜き新値圏に突入した。中国が日本向けレアアース輸出管理を厳しくする方向で検討していると伝わるなか、レアアース関連の筆頭である東洋エンジニアリング<6330>やアサカ理研<5724>がストップ高に買われるなど、急動意する銘柄が相次いでいる。そのなか、古河機金は本業である土木・鉱山用クレーンや削岩機などの高度な商品技術を生かして、早くからレアアース回収機材の開発に力を入れている。今後、国策的な背景でレアアース採鉱の動きが強まった場合、同社の実力が開花する可能性があり、投資マネーの攻勢に弾みがついている。

■ミズノ <8022>  3,470円  +185 円 (+5.6%)  本日終値
 ミズノ<8022>が大幅高で5日続伸。今年は2月にミラノ・コルティナ冬季オリンピック、3月にワールド・ベースボール・クラシック(WBC)、6~7月にFIFAワールドカップ(W杯)と大型スポーツイベントが目白押しなことから、スポーツ関連として注目されているほか、この日はカンボジア・プノンペンに同国初となる子会社「ミズノスポーツカンボジア」を設立し、6月に事業を開始すると発表しており、好材料視された。硬式野球ボールの新たな製造拠点として、安定的な供給体制の強化への貢献が見込まれている。

■セリア <2782>  3,680円  +185 円 (+5.3%)  本日終値
 セリア<2782>は4日続伸。6日取引終了後、2025年12月度の月次動向を発表した。既存店売上高は前年同月比8.3%増とプラス基調を継続。全店ベースでは同10.8%増だった。

■パーク24 <4666>  2,136円  +61 円 (+2.9%)  本日終値
 パーク24<4666>が続伸。大和証券は6日、同社株の目標株価を2500円から2800円に引き上げた。投資判断の「1(買い)」は継続した。業績は、堅調な国内駐車場とモビリティの回復がけん引する、と指摘。株価の本格反転には海外事業の再構築が必要だが、最短で第1四半期決算発表時(3月)に明らかにするとしている「振り返り」で何らかの進展があるとみている。また、28年10月期までの営業利益の年率成長率は10%を予想している。

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均