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【市況】株価指数先物【昼のコメント】ハイテクの底堅さからNTロングへのシフトも


 日経225先物は11時30分時点、前日比40円安の2万2800円(-0.17%)前後で推移している。米国市場の流れを受けハイテク株が重荷となり利食い優勢の展開となった。寄り付きは2万2760円とシカゴ先物清算値(2万2720円)を上回って始まり、現物の寄り付き直後には2万2830円と朝方は底堅く推移。ただし、その後はこう着感の強い相場展開となり、2万2750~2万2800円辺りでのレンジ取引が続いている。

 前引けの TOPIXは0.10%の下落となった。昨日は上昇していたこともあり、サプライズ感のある日銀のETF買い入れは期待しづらい。日経225先物の値幅は80円にとどまっており、後場もこう着感の強い相場展開が続きそうである。ただし、上海指数は0.80%の上昇、ハンセン指数も小幅に上昇して推移。また、グローベックスのNYダウ先物が120ドル高程度で推移しており、底堅さは意識されやすい。

 NT倍率は先物中心限月で低下しており、5日移動平均線を挟んでの推移。寄り付き後も上昇しており、上値を抑えていた5日移動平均線を突破している。日経225先物はこう着ながらも5日移動平均線を上回って推移しているほか、指数寄与度の大きい東京エレクトロン <8035> がプラスに転じており、ここからのNT低下には慎重となりやすい。連休前で手掛けづらいものの、前倒しの需給も意識されやすく、日経225先物買い、TOPIX先物売りのNTロングにシフトしても良さそうだ。

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