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【市況】今週の【早わかり株式市況】半年ぶり安値、コロナショック・円高で売り続く

日経平均 <週足> 「株探」多機能チャートより

■今週の相場ポイント
 1.日経平均は大幅に4週続落、新型肺炎の感染拡大を嫌気する売り続く
 2.週明け2日は日経平均が6日ぶりに反発、日銀の黒田総裁の発言も好感される
 3.米国は過去最大の上げ幅を記録するが、下げ幅も大きく強弱感が対立する展開
 4.為替は1ドル=105円台まで急速な円高が進行、全体相場の押し下げ要因に
 5.週末6日は日経平均が急落、一時2万0600円台と昨年9月初旬以来の水準に下落

■週間 市場概況
 今週の東京株式市場は日経平均株価が前週末比393円(1.86%)安の2万0749円と大幅に4週続落、およそ半年ぶりの安値に沈んだ。感染拡大と経済への波及懸念という“コロナショック”が続き、4週間の下げ幅は3078円に達した。

 今週は新型コロナウイルスによる感染拡大の懸念から米国市場が乱高下するなか、日経平均は軟調な値動きとなり週末6日には一時2万0600円台と昨年9月初旬以来、約半年ぶりの水準に下落した。海外ヘッジファンドなど短期筋が先物を通じて売りを先行させた。

 3月相場入りした2日(月)は日経平均が201円高と6日ぶりに反発した。2月最終週は週間ベースで日経平均が2200円強下落したことから、値頃感からの買いが流入した。日銀の黒田総裁が潤沢な資金供給に前向きな姿勢を示したことも好感された。3日(火)は日経平均が261円安と反落。前日のNYダウは1293ドル高と過去最大の上げ幅を記録したことから、朝方は上昇して始まったが買いは続かず値を下げて取引を終えた。4日(水)は日経平均が17円高と小幅高。NYダウが大幅安となったが下値に買いが流入し底堅く推移した。5日(木)は日経平均が229円高と続伸。前日のNYダウがスーパーチューズデーの結果を好感し、1100ドルを超える上昇と2日に次ぐ上昇幅を記録。ただ、国内では新型コロナウイルスの感染拡大への懸念は根強く上値は重かった。6日(金)はNYダウが1000ドル近い大幅安となり、日経平均も急落。一時2万0600円台と昨年9月初旬以来の水準に下落。為替も105円台へ急速な円高が進行した。

■来週のポイント
 新型コロナウイルスの感染拡大の収束が見えないうえ、経済への影響も出始めてきており、来週は2万円大台を巡る攻防となりそうだ。

 重要イベントとしては、国内では10日に発表される新型肺炎の感染拡大に対する第2弾の緊急対応策や12日朝に発表される1-3月期法人企業景気予測調査が注目される。また、13日のメジャーSQが波乱要因となる可能性がある。海外では10日に発表される中国2月の消費者物価指数と生産者物価指数のほか、12日に発表されるECBの政策金利に注視が必要だろう。

■日々の動き(3月2日~3月6日)

【↑】   3月 2日(月)―― 6日ぶり反発、日銀緊急談話で協調緩和への期待感
 日経平均 21344.08( +201.12)  売買高20億3515万株 売買代金 3兆5219億円

【↓】   3月 3日(火)―― 反落、新型コロナウイルスへの警戒感強く安値引け
 日経平均 21082.73( -261.35)  売買高17億6490万株 売買代金 3兆0719億円

【↑】   3月 4日(水)―― 小反発、朝安もバイデン氏の複数州勝利で買い戻し
 日経平均 21100.06(  +17.33)  売買高15億0767万株 売買代金 2兆5244億円

【↑】   3月 5日(木)―― 続伸、米株急騰でリスク選好も買い一巡後は伸び悩む
 日経平均 21329.12( +229.06)  売買高13億8384万株 売買代金 2兆5255億円

【↓】   3月 6日(金)―― 大幅反落、米株安や円高で一時6ヵ月ぶりの安値圏
 日経平均 20749.75( -579.37)  売買高17億4964万株 売買代金 2兆8335億円


■セクター・トレンド
 (1)全33業種中、 29業種が下落
 (2)日本製鉄 <5401> など鉄鋼、三井金 <5706> など非鉄、商船三井 <9104> など海運といった景気敏感株の急落続く
 (3)三菱UFJ <8306> など銀行、第一生命HD <8750> など保険といった金融株も大幅続落
 (4)国際石開帝石 <1605> など鉱業、JXTG <5020> など石油といった原油関連も下げ止まらず
 (5)トヨタ <7203> など自動車、コマツ <6301> など機械といった輸出株もさえない
 (6)鹿島 <1812> など建設、王子HD <3861> など紙・パルプ、JR西日本 <9021> など陸運といった内需株の一角は安い
 (7)HOYA <7741> など精密機器、任天堂 <7974> などその他製品、セブン&アイ <3382> など小売り、NTTドコモ <9437> など情報・通信株はプラスを確保

■【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数上位5テーマ)
 1(4) 5G ────── 商用化が順次スタートで再注目場面 
 2(2) テレワーク
 3(3) マスク
 4(1) コロナウイルス
 5(8) 巣ごもり ──── 新型肺炎による外出手控えで新需要も 
  ※カッコは前週の順位

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