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【特集】2019年【投資テーマ】年間ランキング <年末特別企画>

NTTドコモ <日足> 「株探」多機能チャートより

 今年、注目された「投資テーマ」を「株探」へのアクセス状況を元に年前半、年後半、年間に分けて紹介します。

 今年最もアクセス数を集めたのは、「5G(第5世代移動通信システム)」で2位の「人工知能(AI)」を2倍以上引き離し、昨年の2位からトップに躍り出た。年前半と年後半でも1位に輝き、揺るぎないトップとなった。今年、世界的にインフラ整備が進んだ5Gは米国、韓国をはじめとして世界で続々と商用化が始まった。国内では各地で実証試験が行われ、来春にはNTTドコモ <9437> とKDDI <9433> 、ソフトバンク <9434> が商用化を始める。国内では来年もインフラ整備が続くうえ、5G対応の携帯電話に対する多様なサービスはもちろん、工場や農業などの効率化や医療、自動運転車など幅広い分野で5Gを利用したサービス・技術が立ち上がってくるとみられる。2位の人工知能とともに、人の生活や産業界に大きな変革をもたらすテーマとして今後数年以上注目されるだろう。

 3位は春先にアンジェス <4563> [東証M]やオンコリス <4588> [東証M]などが人気化して注目が高まった「バイオテクノロジー関連」が昨年の14位から浮上した。一方、年後半に需要回復観測から幅広く物色された「半導体 」関連が昨年28位から4位にジャンプアップした。また、政府によるキャッシュレス化の推進を受けて「キャッシュレス決済」も昨年18位から5位に順位を大きく上げた。

 そのほか、「国土強靱化(インフラ整備)」が昨年50位圏外から10位に急浮上。今年は大型台風が相次いで上陸し、堤防決壊などの水害や大規模な停電が多発したことで、インフラ整備の重要性が改めて認識され、関連銘柄に注目が集まった格好だ。

 半面、昨年TOP10にランクされていた「カジノ関連」や「ブロックチェーン」、「仮想通貨」は大きく順位を下げた。


●2019年【前半】(1月~6月)         ●2019年【後半】(7月~12月)
1.5G(第5世代移動通信システム)       1.5G(第5世代移動通信システム)
2.人工知能(AI)              2.人工知能(AI)
3.バイオテクノロジー関連          3.半導体
4.キャッシュレス決済            4.半導体製造装置
5.サイバーセキュリティ           5.全固体電池
6.JPX日経400                6.JPX日経400
7.全固体電池                7.国土強靱化(インフラ整備)
8.半導体製造装置              8.バイオテクノロジー関連
9.元号関連                 9.電線地中化(無電柱化)
10.TOPIXコア30                10.キャッシュレス決済


●2019年【年間】ランキング
1.5G(第5世代移動通信システム)
2.人工知能(AI)
3.バイオテクノロジー関連
4.半導体
5.キャッシュレス決済
6.JPX日経400
7.全固体電池
8.半導体製造装置
9.サイバーセキュリティ
10.国土強靱化(インフラ整備)
11.TOPIXコア30
12.ソーシャルゲーム
13.量子コンピューター
14.電線地中化(無電柱化)
15.カジノ関連
16.元号関連
17.再生医療
18.リチウムイオン電池
19.円高メリット(円安デメリット)
20.自動運転車(スマートカー)
21.IoT(モノのインターネット)
22.脱プラスチック
23.人材派遣
24.eスポーツ
25.防災
26.RPA(事務用ロボット)
27.仮想通貨
28.セルロースナノファイバー(CNF)
29.iPS細胞(新型万能細胞)
30.防衛
31.セルフレジ(無人レジ)
32.クラウドコンピューティング
33.日経中国関連株50
34.ドローン(無人飛行機)
35.ディフェンシブ
36.ゲーム関連
37.2019年のIPO
38.中国関連
39.ブロックチェーン
40.情報セキュリティ
41.電気自動車
42.東京オリンピック(東京五輪)
43.ビッグデータ
44.半導体部材・部品
45.ドライブレコーダー
46.インド関連
47.MaaS
48.水害対策
49.レアアース(希土類)
50.台風対策


★元日~6日に、2019年「新春特集」を一挙、“26本”配信します。ご期待ください。
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