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【特集】ゼロから始める「株探」の歩き方 ― (7)有望株の選別はチャートがキモ!


「チャートは株価分析の要! キラリと光る値上がり銘柄を探そう」

横山利香(ファイナンシャルプランナー、テクニカルアナリスト)

◆移動平均で株価の方向性と変化をつかむ

 ローソク足の近くには、青色と赤色、緑色の3本の折れ線が表示されています。これを「移動平均線」と言います。株価の一定期間の動きを折れ線グラフで表したもので、「Moving Average(省略してMA)」とも表されます。株価が上昇傾向なのか、それとも下落傾向なのか、株価のトレンドを表しています。

 移動平均線は、「過去●日間の終値の合計÷●日」で求めることができます。たとえば5日移動平均線は、当日を含めた過去5日間の終値を合計し、5(日間)で割ることで求められます。

 5日移動平均線の場合、計算式で求めた数値を毎日つなげて、緑色の折れ線グラフで表示します。25日移動平均線は25日間の終値の平均値ですから、5日移動平均線よりも緩やかな平均値になります。そのため、グラフ化した25日移動平均線は、5日移動平均線よりも緩やかな赤色の線で表示されます。同様に75日間の終値の平均値である75日移動平均線は、他の2つの移動平均よりもより起伏が緩やかな青色の線で表示されます。

 一般に短期間の移動平均線は、平均する日数が少ないため株価の近くに表示され、長期間の移動平均線になるほど、株価と移動平均線は離れて表示されます。チャートの左下にある枠内には「MA(5)株価」などと移動平均線の色に合わせて、その日の移動平均線の価格が表示されています。

 移動平均は株価の方向性をわかりやすく表示したものですが、例えば5日移動平均であれば過去5日間にその銘柄を買った投資家の平均買いコストを表しています。株価が移動平均の上にあればこの5日間に買った投資家には含み益が生じていることになります。このため、株価が移動平均線の上に位置するのか、下にあるのかは相場の強弱を判断する際の重要なポイントになります。25日移動平均線、75日移動平均線でも同様の見方ができますので、短期・中期・長期の3本の移動平均線を見ることで相場の強弱感をより多くの角度から分析できます。

 また、移動平均線は期間と動きが異なる複数の線が表示されますので、2本の線が交差する動きから売買タイミングを分析することができます。

 期間の短い移動平均線が期間の長い移動平均線を、下から上に突き抜けることで買いシグナルが表れます。一般的に買い場とされていて、「ゴールデンクロス」と言います。たとえば、5日移動平均線が25日移動平均線を下から上に突き抜けるとゴールデンクロスになります。

 反対に、期間の短い移動平均線が期間の長い移動平均線を、上から下に突き抜けることで、売りシグナルが表れます。一般的に売り場とされていて、「デッドクロス」と言います。たとえば、5日移動平均線が25日移動平均線を上から下に突き抜けるとデッドクロになります。


図5 ゴールデンクロスとデッドクロス、買い場・売り場のシグナル
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 では、13週や26週といった移動平均線を確認するために、より長期のチャートを見たい場合にはどうすればよいでしょうか。株探のチャートは日、週、月、年という風に期間を切り替えて表示することができます。「今は何のチャートを見ているのかな?」と迷う場合や、「週足チャートを見たいな」などといった場合には、チャートの上部に並ぶ項目(ラジオボタン)で、どれが表示されているのかを確認して、好みの期間のチャートを選びましょう。

 「指標エリア1」は上段のチャートを意味します(図6参照)。この欄で「移動平均線」が選択されていれば薄いオレンジ色で強調され、ラジオボタンにはチェック(黒丸)が入ります。他のチャートを表示させたい場合には、「一目均衡表」や「ボリンジャーバンド」など他のテクニカル指標のラジオボタンにチェックを入れます。

 そして、「指標エリア1」の上にある「期間」でどの期間のチャートが表示されているのかを確認します。一日の株価の動きをローソク足で表示したチャートが「日足」、一週間を一つの単位として表示したチャートが「週足」、1カ月を一つの単位として表示したチャートが「月足」、1年を一つの単位として表示したチャートが「年足」、一日の値動きを分単位で詳細に表示したチャートが「1分足」「5分足」です。

 表示している期間がオレンジ色で強調され、ラジオボタンにチェックがあることを確認します。なお、右端の四角のなかの日付はチャートで表示されている期間を表しています。自分で見たい日付を入力することで、チャートの表示する期間を自由に設定することができます。


図6 期間や株価指標を切り替えて、より深く分析
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