【特集】個人投資家・有限亭玉介:上昇継続なるか!?イマ注目中の個別株【FISCOソーシャルレポーター】
ルネサス <日足> 「株探」多機能チャートより
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2019年10月2日11時に執筆
株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
この度は『上昇継続なるか!?イマ注目中の個別株』というテーマで寄稿させて頂きますよ。
さて、あたくしのブログでは日々「気になる銘柄」をピックアップし、その後の値動きに対する私観を交えた実況中継などを掲載しております。当記事ではここ最近注目した個別株についてザックリではありますが、ご紹介させて頂きます。
まず紹介させて頂きますのは半導体関連大手のルネサスエレクトロニクス<6723>です。SMBC日興証券は在庫投資の回収局面に入るとし、9月25日に同社の投資評価を「2」から「1」へ引き上げ、目標株価も640円から980円へ引き上げております。チャートは6月より上昇トレンドとなっております。8月5日の赤字決算(上期)も乗り越えており、一目均衡表(週足)でも雲の上限を上抜くか注目中です。
本格的に導入される5G関連にも携わる同社にとって、今後の市場環境は良好の見通しでもあり、現在は赤字業績ではありますが、将来性や財務改善傾向から黒字転換した後を考えると打診的に狙ってみたくなりますな。
2つ目の銘柄はシニア人材を手掛ける人材派遣会社のキャリア<6198>です。介護分野を中心に、資格あるシニア人材派遣を積極的に行っています。8月13日の決算では3Q時点で経常利益が前年(非連結)比45.6%減の2.04億円ではあったものの、進捗率が通期計画の2.70億円に対し75.6%とほぼ計画通りでした。チャートは底値水準で停滞が続き、9月は少しずつ上昇トレンドへ移行しておりましたが、先の決算を経てからやはり減益が悲観されてやや軟調となった様子です。
ただ、最近は日本の長寿化とリタイア後の年金問題も重なり、働く意欲ある高齢者の受け口は社会から必要とされているようです。その需要は高齢化のピークとされる2040年まで続くとの見方もある事から「安いうちに…」という気持ちにもなりますな。
3つ目の銘柄はサーバーワークス<4434>です。上場後より好業績ながら値動きが芳しくなかったですが、ここへ来て反発を確認しております。中堅から大企業まで740社・6700プロジェクト(2019年9月現在)のAWS(アマゾンWEBサービス)導入実績を誇る同社は、AWSが提供する仮想デスクトップサービス「Amazon WorkSpaces」の導入に向け、米Liquidware Labs社とパートナー契約締結を8月30日に発表しました。
国内でのパブリック・クラウドサービスの市場の急拡大は数年先まで続くと見られています。チャートは上値抵抗線であった25日線も上抜いた為、10月15日の決算後も下値を切り上げるか監視を続けていきたいところです。
4つ目の銘柄は電力架線用金具でトップのイワブチ<5983>です。東京五輪による道路の信号や標識をはじめ、4K・8K放送向けの工事や防災無線のデジタル化等、幅広く同社への需要は高まっております。9月24日には固定資産譲渡によって、今期業績予想の純利益を1.85億円から4.06億円へと2.2倍上方修正しました。
小型株という事もあり、長らく5,000円付近での細かい値動きが続いたチャートですが、上方修正を受け急騰し、年初来高値を更新しております。最近の千葉の台風被害からも復興関連や、電柱地中化などのテーマ性からしても注目されている事から、しっかり監視しておきたいところです。PER・PBRから見ても割安水準ですからねぇ。
5つ目の銘柄はメドピア<6095>です。医師によるオンライン医療相談など個人向けヘルスケアサービスを手掛けております。8月14日の決算では、前期3Q累計(18.10~19.6期)の純利益は前年同期比51.5%増の2.53億円と発表したほか、通期業績予想を2.70億円から3.10億円へ上方修正し、過去最高益をさらに上乗せる予想としました。しかし、四半期業績の推移に着目すると、その数字から成長鈍化が懸念され売られる結果となったようです。
ただ週足チャートは長期では上昇トレンドは継続しており、78週線付近で反発が見られる為、ここからの戻りに期待して監視していきたいところです。人生100年時代を迎えるにあたって、同テーマにおいても医師専門コミュニティサイト「MedPeer(メドピア)」の運営や医師の転職支援を手掛ける同社の成長性には引き続き注目したいところです。
最後の銘柄はアイリッジ<3917>です。スマホアプリを中心に企業の販促・集客のO2O事業を手掛けております。8月9日の決算発表では、今期1Qは赤字決算により株価は大きく落としています。しかし9月17日には、ゆうちょ銀行<7182>の「ゆうちょPay」に同社の顧客データ分析プラットフォームである「FANSHIP」が採用されたとの発表で、窓を開けて急騰し、その後はしっかりそこも埋めてきております。
一目均衡表(週足)では上値に厚い雲が漂っているものの、増税後のキャッシュレス化が進むと思われる日本で、新サービス展開から財政状況の改善が進めば、今後上値を試す可能性もあるとみております。
と…ここでご紹介できるのはスペースの関係もあり、以上ではありますが…他にも「注目すべき」とする銘柄は沢山ございます。お時間がありましたらブログを検索して頂ければ幸甚です。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
《SF》
提供:フィスコ