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【特集】「国土強靱化」が6位、補正予算の編成思惑でスポットライト<注目テーマ>

TOPIX <日足> 「株探」多機能チャートより
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 みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「国土強靱化」が6位と注目が続いている。

 今秋に補正予算の編成が期待されるなか、株式市場では国土強靱化関連銘柄に思惑が高まっている。特に、9月には関東を直撃した台風15号による甚大な被害が発生しており、大規模停電など脆弱な防災体制も露呈することとなっただけに、いっそう関心が高まっているようだ。

 台風15号により、千葉県、神奈川県などを中心に長期にわたる大規模停電が発生したことで社会生活に大きな混乱を及ぼし、インフラ再構築としての「電線地中化」にも改めて注目が集まった。そして電線地中化は、ここにきて国土強靱化の主役級としても存在感を高めている。

 また、国土強靱化を旗印に建設関連セクターには継続して注目が集まっており、補正予算思惑を背景にした株価の動向には目を配っておきたい。建設セクターでは、ゼネコン大手に加え、西松建設<1820>、森組<1853>、ピーエス三菱<1871>、などに注目。橋梁補強ではエスイー<3423>も妙味がありそうだ。建設資材は、電線地中化関連としても注目度が高い日本ヒューム<5262>に期待。株価はジリ高を続けており、ここからの動きに注視したい。また、ここ急動意し一気に注目度がアップしているのがジオスター<5282>。約2年半にわたり一貫して水準を切り下げてきたがトレンド転換の可能性も高い。

 そして、ここ国土強靭化を支える存在として、頭角を現しているのが建設コンサルタント企業だ。きょうは、悪地合いのなかもオオバ<9765>、長大<9624>といった建設コンサルが急動意しており、投資家の視線も熱い。またFCホールディングス<6542>は、道路や橋梁などの交通インフラに強みを持つ建設コンサルティング会社で官公需に強いことから、国土強靱化関連の一角として継続注目したい。

出所:MINKABU PRESS

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