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【注目】前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

メガチップス <日足> 「株探」多機能チャートより

■メガチップス <6875>  1,538円 (-400円、-20.6%) ストップ安

 東証1部の下落率トップ。メガチップス <6875> がストップ安。米インテルが「5G 」に対応するスマートフォン用通信半導体の開発から撤退すると伝えられたことを受けて、子会社SiTimeがインテルと5G分野で協業すると発表していたことから、先行きに対する警戒感から売られたようだ。

■ブロンコB <3091>  2,356円 (-259円、-9.9%)

 東証1部の下落率4位。ブロンコビリー <3091> が急反落し年初来安値を更新。16日の取引終了後、19年12月期単独業績予想について、売上高を245億円から235億円(前期比4.8%増)へ、営業利益を27億3000万円から24億3000万円(同6.4%減)へ、純利益を18億5000万円から16億2000万円(同9.4%減)へ下方修正したことが嫌気された。第1四半期業績が計画を下回ったことに加えて、回復を図った第2四半期も客数増に至っていないことが要因という。また、収益性重視から出店計画を修正したことも影響するとしている。なお、第1四半期(1-3月)決算は、売上高56億2900万円(前年同期比1.3%増)、営業利益5億9100万円(同24.1%減)、純利益3億8000万円(同28.7%減)だった。

■Gunosy <6047>  1,784円 (-98円、-5.2%)

 Gunosy <6047> が急反落。岩井コスモ証券は16日付で、同社に対する投資判断を「A」から「B+」へ、目標株価を3500円から2000円へそれぞれ引き下げた。同社は12日、広告宣伝費の追加投入により19年5月期連結営業利益見通しについて、27億2200万円から21億100万円(前期比8%増)へ2割強の大幅下方修正を発表。これを受け、岩井コスモ証券では同社が「グノシー」の再成長を目的とする投資は20年5月期も続き、一時的に営業減益になる可能性があるとしている。19年5月期営業利益については会社側計画と同様の21億100万円(前期比8%増)、20年5月期の同利益は今期推定比10%減の19億円になると予想している。

■九州電力 <9508>  1,182円 (-41円、-3.4%)

 九州電力 <9508> が大幅続落。16日取引終了後、19年3月期の連結業績予想の減額修正を発表したことが嫌気された。売上高は2兆250億円から2兆150億円(前期比2.8%増)へ見直したほか、営業利益は1050億円から850億円(同17.6%減)へ、最終利益は550億円から300億円(同65.4%減)へ修正した。暖冬の影響に伴い他社への販売電力料が減少したほか、千葉県袖ケ浦市での石炭火力発電所開発や地熱新規地点調査を断念したことに伴う損失を計上。また、海外投資による損失も響いた。この発表に対して、SMBC日興証券は16日、「ネガティブ」と指摘。20年3月期は定期検査による原発発電量の低下や値下げの影響などで大きな回復は見込めづらいとみており、当面株価は弱含むことを予想している。

■ユニゾHD <3258>  2,013円 (-43円、-2.1%)

 ユニゾホールディングス <3258> が3日ぶり反落。16日の取引終了後、集計中の19年3月期の連結業績について、売上高が565億円から560億円(前の期比6.7%増)へ、営業利益が180億円から176億円(同0.2%増)へ下振れて着地したようだと発表しており、これを嫌気した売りが出たようだ。なお、純利益は101億円から119億円(同40.2%増)へ上振れたもようだ。

■SBG <9984>  11,790円 (-185円、-1.5%)

 ソフトバンクグループ <9984> が反落。売買代金はNEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信 <1570> [東証E]や任天堂 <7974> を大きく上回り、全上場銘柄中で断トツ。市場では「傘下企業の携帯電話大手スプリントとTモバイルUSの経営統合に懸念が出てきたとの報道が嫌気された。ここ同社株は米ウーバーテクノロジーズの上場申請などを好感して大きく株価水準を切り上げていたが、利益確定売りの口実にされた形だ」(準大手証券ストラテジスト)としている。

※17日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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