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【特集】アンビション Research Memo(2):開発・販売から転貸、賃貸仲介まで一気通貫で手掛ける急成長企業

アンビション <日足> 「株探」多機能チャートより

■会社概要

1. 会社概要と沿革
AMBITION<3300>は、2007年に現在も指揮を執る現代表取締役社長の清水剛(しみずたけし)氏により設立された新興の不動産会社である。東京23区を中心に、借り上げたマンションを転貸するサブリース(転貸)事業と賃貸仲介を行う店舗展開で急成長を遂げた。取り扱う物件の特徴はデザイナーズやペット可、スマートキーやIoT付きの新築マンションが多く、いずれも若年層の感性にマッチしている。2012年には住居用不動産を売買するインベスト事業にも進出。2014年9月には早くも東証マザーズ市場に株式上場を果たした。上場後は、主力のサブリース事業を強化するとともに、M&Aで店舗網を拡大し、民泊の事業機会開拓や海外事業、不動産開発事業など積極的に事業領域を拡大し、総合不動産会社としての体制を整えた。2017年10月には投資用マンションの開発・販売のヴェリタスをM&Aで連結化し、開発事業を大幅に強化。若年層の感性に合致するマンションを開発から販売、サブリース、賃貸仲介まで一気通貫で手掛ける急成長企業である。不動産事業にIoT、AI、RPA等のハイテクをいち早く取り入れ、その成果が出始めている。

2. 事業内容
主力はプロパティマネジメント事業であり、売上高の49.3%、営業利益の32.3%を占める。同社のサブリース(転貸)を中心に展開しており9,776戸(2018年12月末、前年同期比8.6%増)の物件を転貸する。典型的なストックビジネスであり、リーマンショックや東日本大震災にもほとんど影響を受けずに売上を積み上げてきた。「かりあげ王」のブランドで、首都圏の若年層向けマンション・デザイナーズマンションなど個性的な物件を仕入れる。

賃貸仲介事業はプロパティマネジメント事業で借り上げた物件を入居者に紹介する機能を果たす。売上高の3.0%、第2四半期は閑散期のため営業損失を計上するが、下期に繁忙期を迎えるため例年通期ではセグメント営業利益を計上している。過去にM&Aで取得した「ルームピア」や「バロー」の店舗も含めて2019年1月時点で都内・神奈川県・埼玉県・千葉県に20店舗を展開する。顧客のニーズを把握するチャネルとしても役割を果たしている。

インベスト事業は、2018年6月期第2四半期(2017年10月)に連結したヴェリタスの行うマンション開発・販売事業が、このセグメントの大きな割合を占める。売上高の47.0%、営業利益の69.7%と利益貢献が大きい存在。また「かいとり王」のブランドで中古マンション物件を中心に買い取り、顧客ニーズに合ったリノベーションを施して入居率向上を行った上で売却するという従来のビジネスモデルも健在。販売・売却後もサブリースまたは管理を受託する場合が多い。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)

《HN》

 提供:フィスコ

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