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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):マネフォ、ドトル日レス、ディップ

マネフォ <日足> 「株探」多機能チャートより
■マネーフォワード <3994>  4,210円  -540 円 (-11.4%)  本日終値
 15日に決算を発表。「12-2月期(1Q)最終は赤字拡大で着地」が嫌気された。
 マネーフォワード <3994> [東証M] が4月15日大引け後(15:00)に決算を発表。19年11月期第1四半期(18年12月-19年2月)の連結最終損益は11.5億円の赤字(前年同期は1.2億円の赤字)に赤字幅が拡大した。
  ⇒⇒マネーフォワードの詳しい業績推移表を見る
 同時に発表した「仮想通貨関連事業への参入を延期するとともに、交換業者登録に向けた手続きを中止する」も売り材料。

■HIOKI <6866>  4,625円  -425 円 (-8.4%)  本日終値  東証1部 下落率トップ
 HIOKI<6866>が急反落。15日の取引終了後に発表した第1四半期(1~3月)連結決算が、売上高61億700万円(前年同期比1.6%増)、営業利益9億8500万円(同9.4%減)、純利益7億3700万円(同10.6%減)と増収減益となったことが嫌気された。自動車の電動化や電子化などを受けて、自動車向け電子部品やバッテリー、モーター、電子制御装置に関連した計測器の需要が堅調に推移したことに加えて、インフラ整備に関連した需要の拡大で、工事保守関連の計測器が伸長し売上高を押し上げた。ただ、新製品開発に向けた投資や、海外における販路開拓の投資などが増加し、利益を圧迫した。

■ドトル日レス <3087>  2,094円  -95 円 (-4.3%)  本日終値
 ドトール・日レスホールディングス<3087>が大幅反落。野村証券が15日付で、投資判断「ニュートラル」を継続しつつ、目標株価を2500円から2400円へ引き下げたことが弱材料視されたようだ。会社側では12日に決算を発表し、20年2月期は営業利益107億2100万円(前期比5.7%増)を見込むが、同証券では、会社を取り巻く環境の厳しさを考慮すると既存店売上高および店舗純増数の前提がやや楽観的として100億円を予想。ドトールは卸売の回復などにより全社増収を予想するが、人手不足に伴うFC店舗の休業日の増加などに伴う既存店減収などにより同4%営業減益、日本レストランシステムは19年2月期上期に人手を厚めに確保していた影響もあり、20年2月期の営業利益は横ばいを予想している。

■バロック <3548>  922円  -40 円 (-4.2%)  本日終値
 バロックジャパンリミテッド<3548>は反落。15日の取引終了後に発表した20年2月期連結業績予想で、売上高679億4500万円、営業利益46億6900万円、純利益28億9500万円を見込んでおり、前期に決算期変更を行ったため比較はないものの、会社参考値値比で0.2%の営業減益となることが嫌気された。19年2月期における店舗スクラップの先行に加えて、前年に立ち上げたブランドの伸長やAZULにおけるブランドラインの拡充、店舗と自社ECの連携強化などによる客数増を見込み売上高は増収を確保する見通し。ただ、広告宣伝費の増加やシステム投資及び運送費の上昇などが利益を圧迫する。なお、19年2月期決算は、売上高710億3400万円、営業利益47億3600万円、純利益29億4400万円だった。

■ディップ <2379>  1,595円  -26 円 (-1.6%)  本日終値
 ディップ<2379>は連日の年初来安値を更新。大和証券は15日付で、同社に対する投資判断を「2」から「3」へ、目標株価も2380円から1780円へそれぞれ引き下げた。12日に発表された20年2月期会社側計画では売上高が前期比2.0%増の430億円、営業利益は同15.3%減の108億円となっている。既存事業の営業人員シフトによる機会損失が発生し、大型投資による費用増が主因。これを受け、株価は前日大幅下落したのに続き、きょうも下値を探る展開となっている。同社が中長期成長の観点で、24年2月期までの5年間でAIやRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)領域へ500億円投資する計画を打ち出しているものの、同領域における具体的な投資効率が示されていないとしている。20年2月期営業利益について、同証券では会社側計画並みの108億5000万円、21年2月期の同利益が今期推定比に対して1%増の110億円になると予想している。

■国際石油開発帝石 <1605>  1,044.5円  -14.5 円 (-1.4%)  本日終値
 国際石油開発帝石<1605>や石油資源開発<1662>が反落。15日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近物が前週末比0.49ドル安の1バレル63.40ドルと反落。石油輸出国機構(OPEC)は米国とシェア争いに対抗するため増産を決定する可能性がある、とのロシア財務相の発言が報道されたことが原油安要因に働いた。これを受け、国際帝石など原油関連株は軟調に推移している。

■三菱UFJ <8306>  563.4円  -0.1 円 (0.0%)  本日終値
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクが冴えない。前日の米国株市場ではゴールドマン・サックスが1~3月期決算を受けて3.8%安と売り込まれ、これがNYダウを押し下げた。JPモルガンやバンク・オブ・アメリカなど他の金融株も総じて軟調でこの流れが東京市場にも波及した。前日は米10年債利回りも2.55%台に反落しており、米国事業を展開するメガバンクにはこれもマイナス材料となった。もっとも配当利回りなどから割安感も強く、下値では押し目買いが厚く下げ幅は限定的。

■ヨシムラHD <2884>  732円  +100 円 (+15.8%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率3位
 ヨシムラ・フード・ホールディングス <2884> がストップ高。15日大引け後に発表した19年2月期の連結経常利益は前の期比24.2%減の4.2億円になったものの、続く20年2月期は前期比57.1%増の6.6億円に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期は前期に買収したシンガポールの水産品卸会社SIN HINの業績が通期フル寄与する。また、前期苦戦した子会社の楽陽食品で新工場が稼働し、生産効率が改善することも大幅増益に貢献する。

■バリューデザイン <3960>  2,559円  +182 円 (+7.7%)  本日終値
 バリューデザイン<3960>が後場一段高。前引け後、ハウス電子マネーとスマートフォンによる複数のコード決済を一括して提供する接続サービスでモバイル送金・決済サービス「LINE Pay」の接続に対応すると発表しており、これが好感された。なお、同社では19年6月をメドにハウス電子マネー管理システム「バリューカードASPサービス」の機能を拡充し、店舗のPOSレジ側で国内外のさまざまなコード決済サービスを識別・中継する機能の提供を目指しているとしている。

■シー・エス・ランバー <7808>  1,260円  +80 円 (+6.8%)  本日終値
 プレカット木材の加工販売などを手掛けるシー・エス・ランバー <7808> [JQ]が3連騰し、年初来高値を更新した。15日大引け後、19年5月期の連結経常利益を従来予想の2億2000万円→2億7000万円に22.7%上方修正したことが買い材料視された。10月に予定される消費税増税前の駆け込み需要などを背景に受注が想定以上に伸びることが寄与。経費削減を進めることも上振れに貢献する。同時に発表した18年12月-19年2月(第1四半期)の経常損益は1億3600万円の黒字(前年同期は200万円の赤字)に浮上して着地した。

●ストップ高銘柄
 ヨシムラHD <2884>  732円  +100 円 (+15.8%) ストップ高   本日終値
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 ウォンテッドリー <3991>  4,710円  -1,000 円 (-17.5%) ストップ安   本日終値
 など、2銘柄

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