【材料】KLab---18/12期は営業利益が2.1%増、主要ゲームが好調な売上
KLab <日足> 「株探」多機能チャートより
KLab<3656>は13日、2018年12月期(2018年1月-12月)連結決算を発表した。売上高が前期比22.0%増の326.73億円、営業利益が同2.1%増の49.95億円、経常利益が同3.0%増の49.97億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同17.8%減の25.70億円となった。
「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル」は、5周年やユーザー数全世界4500万達成などのキャンペーンが好評だったが、配信開始後の期間経過に伴い売上は減少した。
「BLEACH Brave Souls」は、3周年記念キャンペーンや昨年度に引き続き実施した『千年血戦篇』のキャラクター配信等が好調で、日本版及びグローバル版ともに過去最高の売上を計上した。グローバル版は昨年度に引き続き日本版を上回る売上を計上した。
「キャプテン翼~たたかえドリームチーム~」は2018年6月に配信1周年を迎え、アラビア語及びブラジルポルトガル語を加えた9言語で運営しユーザーを拡大させた。サッカーワールドカップシーズンに合わせた各国代表の最新公式ユニフォームを着用した選手たちの配信や全世界1500万ダウンロードキャンペーン等により、日本版及びグローバル版ともに好調な売上を計上した。グローバル版は日本版を上回る売上を計上した。
「うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live」は2018年8月に配信1周年を迎え、これに合わせたキャンペーンの実施や商材の配信により、好調な売上を計上した。
2018年8月28日にリリースした「幽☆遊☆白書100%本気(マジ)バトル」は、リリース直後から好調な売上を計上し、App Storeのゲームセールスランキングでは最高16位を記録した。また、リリースから2ヶ月経たずに300万ダウンロードを突破した。
なお、当初予定していた収益を見込めなくなった一部ゲームタイトルについて、 回収可能性を考慮しソフトウェア資産の収益性を見直したことなどにより特別損失9.58億円を計上している。
2019年12月通期については、売上高が前期比2.1%減~22.4%増の320.00~400.00億円、営業利益が同80.0%減~9.9%減の10.00~45.00億円、経常利益が同80.0%減~10.0%減の10.00~45.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同72.8%減~20.6%増の7.00~31.00億円を見込んでいる。
《MH》
提供:フィスコ