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【材料】<注目銘柄>=丹青社、東京五輪関連に向け収益に力強さ

丹青社 <日足> 「株探」多機能チャートより
 丹青社<9743>は昨年12月7日に19年1月期業績予想の下方修正を発表して以降、株価は下落基調にあったが、12月25日安値976円で底を打ち、足もとは戻り歩調をたどっている。ただ、戻りは緒に就いたばかりであり、上昇余地は大きい。

 下方修正は、商業その他施設事業で収益性の低い大型案件が重なったことや、文化施設事業の売り上げが予想を下回る見込みとなったことが要因。一方で商業その他施設などは良好な市場環境を背景に好調に推移しており、売上高は計画を上振れる見通しとした。

 市場の関心は既に20年1月期見通しに移っている。会社側では、商業その他施設事業において、東京オリンピック・パラリンピック関連や、都市再開発関連の案件の増加を見込んでおり、中期経営計画によると、受注高は今期予想比7%増の880億円を予想。また、売上高840億円(同3%増)、営業利益54億円(同23%増)を見込んでいる。

 さらに、オリンピック・パラリンピック関連に関しては21年1月期がピークになるとみられ、同社では関連する売上高を約100億円と予想。同期を最終年度とする中計では、売上高875億円、営業利益61億円の見通しで、中期成長が株価の上昇を後押ししよう。(仁)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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