【特集】「大阪万博」がついに“トップ”を獲得、23日の開催日決定を控え注目度急浮上<注目テーマ>
RSC <日足> 「株探」多機能チャートより
2 キャッシュレス決済
3 RIZAP関連
4 人工知能
5 サイバーセキュリティ
6 セルフレジ
7 5G
8 半導体
9 バイオテクノロジー関連
10 iPS細胞
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「大阪万博」がついに1位を獲得した。
日本が大阪への誘致を目指す2025年国際博覧会(万博)の開催国が、11月23日にパリで開かれる博覧会国際事務局(BIE)総会で決定する。25年万博には大阪のほかに、ロシアのエカテリンブルクやアゼルバイジャンの首都バクーが立候補しており、当選すれば、1970年以来2度目の大阪万博が実現することになる。
今回の大阪万博のテーマは、「いのち輝く未来社会のデザイン」で、会場となる大阪湾の人工島・夢洲(ゆめしま)を、人工知能(AI)や仮想現実(VR)など「先端技術の実験場」とするコンセプトとなっている。日本は政府と大阪府・市、経済界が三位一体となって誘致を進めており、6月のBIE総会ではBIE加盟国170カ国中、49カ国と多数を占めるアフリカ地域を念頭に、発展途上国など約100カ国に対して参加費用など約240億円の支援をすると表明している。
一方、ライバルの2国は、当選すればいずれも初開催となる点をアピールポイントに各国への売り込みを強化しており、誘致レースの行方はまだ不明だ。その分、期待も高まっており、これが「阪万博関連への関心を高める背景となっている。
この日は、関連銘柄に目立った動きはないものの、警備会社のアール・エス・シー<4664>、自動翻訳のロゼッタ<6182>などが堅調な動き。また、万博開催で恩恵を受けそうな鉄道会社やホテルをはじめ、大阪を地盤とする建設会社、夢州周辺に拠点を持つ企業なども注目されている。さらに、大阪万博と並んで、夢洲にはカジノを含む統合型リゾート(IR)誘致への期待もあることから、「カジノ関連」も「人気テーマランキング」の16位に浮上しており、この日は大阪に本社があり遊戯機械などを手掛ける三精テクノロジーズ<6357>が大幅高となっている。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)