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【特集】きちり Research Memo(6):配当性向30%水準を目途、株主優待は自社グループ店舗の優待券を贈呈

きちり <日足> 「株探」多機能チャートより

■株主還元策

きちり<3082>は株主還元の基本方針として、将来の事業展開と経営体質強化のための十分な内部留保を勘案した上で、収益成長に見合った利益還元を行っていく方針としており、現在は配当と株主優待を実施している。

2019年6月期の1株当たり配当金は7.5円(配当性向32.0%)を予定している。2018年6月期からは減配したように見えるが、これは創立20周年の記念配当2.5円を付したため。普通配当ベースでは前期比横ばい水準となる。同社では配当に関しては当面、安定配当を基本に配当性向の水準では20?30%を目安としている。今後収益拡大が続き、財務基盤が一段と強化されれば配当成長も期待される。

また、株主優待に関しては、毎年12月末の株主に対して、同社グループ店舗で利用可能な金券を贈呈している(100株以上500株未満の株主に対しては3,000円相当、500株以上の株主に対しては9,000円相当)。株主優待も含めた単元当たりの投資利回りは4%台となる(9月5日終値806円で算出)。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《MH》

 提供:フィスコ

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