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【特集】Jリース Research Memo(2):九州地盤から全国展開する家賃債務保証専業大手、東証1部昇格

ジェイリース <日足> 「株探」多機能チャートより

■会社概要

1. 会社概要と沿革
ジェイリース<7187>は2004年に、現社長の中島拓氏が大分県で設立した。当初から地域に密着した家賃債務保証サービスを行い、宮崎、熊本と支店を増やし九州の基盤を固める。2010年には、東京、新潟、宇都宮に支店展開し、東日本進出に着手。2013年からは名古屋、大阪などにも展開し、全国の主要都市に拠点を拡げている(2018年5月時点で全国24拠点)。同社の特徴は多様な商品プランと迅速なサービス(審査や入金)であり、中小の不動産会社からの支持は厚く、13千件の不動産会社と協定を結ぶ。2016年6月に東証マザーズに上場、2018年3月には東証1部に昇格した。

2. 事業構成
同社の事業は、「家賃債務保証事業」と「不動産仲介事業」に分かれる。主力の「家賃債務保証事業」は、賃貸住宅の入居予定者の連帯保証人の替わりに保証を引受け、不動産オーナーに対して滞納時の代位弁済などにより安定的な家賃収入を保証するサービスである。売上高構成比は97.3%(2018年3月期)、利益構成比は98.5%(同)を占める。「不動産仲介事業」は、子会社あすみらい(株)において、外国人に対する賃貸住宅の提供、不動産物件の売買及び賃貸の仲介を行う。売上高構成比は2.7%(2018年3月期)、利益構成比は1.5%(同)と規模は小さい。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)

《NB》

 提供:フィスコ

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