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【注目】前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

ヤーマン <日足> 「株探」多機能チャートより

■ヤーマン <6630>  2,110円 (-487円、-18.8%) 一時ストップ安

 東証1部の下落率トップ。ヤーマン <6630> が急反落。13日の取引終了後に発表した19年4月期の連結業績予想で、売上高251億100万円(前期比9.0%増)、営業利益50億1500万円(同6.9%減)、純利益31億5000万円(同7.3%減)と増収減益を見込むことが嫌気された。ショップインショップや直営店の出店を加速させることで売上高は増収を見込む。ただ、さらなる業績拡大に向けた優秀な人材の確保やブランディング強化のための広告宣伝活動活発化が見込まれることから、減益を余儀なくされる見通しだ。なお、18年4月期決算は、売上高230億3000万円(前の期比15.3%増)、営業利益53億8500万円(同53.7%増)、純利益33億9900万円(同49.8%増)だった。

■任天堂 <7974>  37,130円 (-1,990円、-5.1%)

 任天堂 <7974> が続急落。米ロサンゼルスで開催中の世界最大のゲーム見本市「E3」に合わせて発表した新作ゲーム情報にサプライズはなく、「ニンテンドースイッチ」の米国販売がピークアウトしたとの思惑なども重なり売り材料となった。海外ファンドの売りが観測されるなか、前日は一部個人投資家資金が買い向かう形となっていたが、足もとは短期筋中心の投げが下げを助長している。

■アイフル <8515>  356円 (-13円、-3.5%)

 アイフル <8515> が3日ぶりに反落。SMBC日興証券は13日、同社株の投資評価を「1」から「2」へ引き下げた。目標株価は455円から385円に見直した。バリュエーション手法を「ノーマルPER法」から「資本コスト比の長期ROE予想」に切り替えたことに伴うもの。高成長は評価するが「フロー」から「ストック」へ基準を移すことで投資評価を引き下げている。

■東建コーポ <1766>  10,030円 (-290円、-2.8%)

 東建コーポレーション <1766> が反落。13日の取引終了後に発表した19年4月期の連結業績予想で、売上高3384億6600万円(前期比3.0%増)、営業利益198億8300万円(同1.1%増)、純利益135億1800万円(同7.4%増)と4期連続で営業最高益を見込んでいることから買い優勢でスタートしたが、営業利益で210億円強を見込んでいた市場予想を下回ることがその後の売りにつながったようだ。建設事業は、18年4月期の単体受注高が前の期に比べて減少したことや建設資材価格の値上がりが予想されることから減収減益を見込む。一方、不動産賃貸事業は管理物件件数の増加で各種手数料収入が増加するほか、入居率が年間を通じて好調を維持するとみられることから増収増益を見込んでおり、建設事業の不調をカバーする見込みだ。なお、年間配当は前期比20円増の200円を予定している。18年4月期決算は、売上高3285億6700万円(前の期比7.6%増)、営業利益196億7400万円(同12.6%増)、純利益125億8300万円(同2.0%増)だった。

※14日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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