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2018年06月08日05時20分

【注目】前日に「買われた株!」総ザライ (1) ―本日につながる期待株は?―

児玉化 <日足> 「株探」多機能チャートより

■児玉化 <4222>  189円 (+39円、+26.0%) 一時ストップ高

 児玉化学工業 <4222> [東証2]が続急騰。同社は7日、タイ子会社がガラス繊維マットプレス工法で製造したバッテリートレーの量産を開始したと発表。ガラス繊維マットプレス工法の最大の狙いは軽量化による金属代替。すでに日系自動車メーカーに採用されているほか、受注がほぼ内定している案件もあるといい、順次生産を拡大していく予定だとしている。

■サムライJP <4764>  500円 (+80円、+19.1%) ストップ高

 SAMURAI&J PARTNERS <4764> [JQG]が続急騰ストップ高。6日、東証が7日売買分から同社に対する信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除すると発表したことが買い材料。日証金も増担保金徴収措置の解除を発表しており、信用規制の解除により、資金流入の活発化を期待する買いが向かった。

■メドレックス <4586>  1,033円 (+150円、+17.0%) ストップ高

 メドレックス <4586> [東証M]が続急騰ストップ高。6日の取引終了後、米国で開発中の帯状疱疹後の神経疼痛治療薬「MRX-5LBT」(リドカインテープ剤)について、先行指標製品である「リドダーム」と生物学的同等性を示す結果を得たと発表しており、これを好材料視した買いが入った。「MRX-5LBT」は、同社独自技術を用いた新規のリドカインテープ剤で、リドカインパップ剤リドダームの市場をターゲットに開発を進めている製品。リドダームと比較して高い経皮吸収効率のため薬物搭載量が少なく、テープ剤であるために貼りやすく粘着力に優れているのが特徴だという。なお、今後はFDA(米国食品医薬品局)から要求されている試験を実施したうえで、20年に新薬承認申請を行う計画としている。

■総医研HD <2385>  734円 (+100円、+15.8%) ストップ高

 総医研ホールディングス <2385> [東証M]が急反騰ストップ高。米ブラックロック・ジャパンが6日付で財務省に提出した大量保有報告書で、ブラックロックと共同保有者の同社株式保有比率は5.50%と新たに5%を超えたことが判明、これが株価を強く刺激する格好となった。総医研は大阪大発のベンチャーで食品や飲料、化粧品などを展開している。化粧品は越境ECによる中国向け需要を取り込んでおり収益に反映、18年6月期営業利益は前期比52%増の4億円を見込む。

■くら <2695>  8,060円 (+900円、+12.6%)

 東証1部の上昇率2位。くらコーポレーション <2695> が急反騰。6日大引け後に発表した18年10月期上期(17年11月-18年4月)の連結経常利益が前年同期比14.3%増の42億円に伸びて着地したことが買い材料視された。国内6店舗、海外3店舗を新規出店したほか、3月に初の洋食メニュー「カルボナーラスパらッティ」を投入するなどサイドメニューを強化し、売上高、経常利益ともに上期の過去最高を更新した。第1四半期の同利益は5.9%の減益だっただけに、増益に転じたことが好感された。

■ラサ工 <4022>  2,986円 (+257円、+9.4%)

 東証1部の上昇率6位。ラサ工業 <4022> が大幅高で4日続伸。株価は好調な業績を背景に上昇基調が続いているが、7日は一段高に買われ07年10月以来、10年8ヵ月ぶりとなる高値圏に浮上した。ただ、予想PERは10倍前後と指標面で割安感が強く、さらなる上値も期待できる状況にある。5月14日に発表した18年3月期の経常利益は前の期比2.0倍の27.1億円に急拡大し、11期ぶりに過去最高益を更新した。半導体向け高純度リン酸の販売が絶好調なうえ、レアメタルの市況回復による在庫評価益の発生なども利益を押し上げた。続く19年3月期は前期比3.0%増の28億円に伸び、2期連続で過去最高益を更新する見通しだ。

■スクロール <8005>  651円 (+51円、+8.5%)

 東証1部の上昇率10位。カタログ通販大手でネット販売も積極展開しているスクロール <8005> が大幅高で3日続伸。ただ、PER12倍台、PBR1倍近辺と株価指標面では割安水準にある。同社が5月8日に発表した19年3月期通期の連結業績予想は、売上高700億円(前期比12.5%増)、経常利益25億円(同71.5%増)、最終利益17億円(前期10億3500万円の赤字)と大幅な経常増益を見込んでいる。引き続き商材ミックス型の媒体の拡充を行うほか、購入しやすい価格帯のファッション商材の開発など商品企画に注力して通販事業の安定的な収益基盤の確立を目指す方針。また、グループ各事業で事業環境にあわせた販促投資とコスト管理の徹底を推進することで、大幅増益を見込んでいる。

■Eストアー <4304>  1,024円 (+71円、+7.5%)

 Eストアー <4304> [JQ]が急反発。900円台半ばで収れんする13週・26週移動平均線をサポートラインに一段高をうかがう。年初に急騰し1312円の高値をつけており、人気化すると足は速い。ASPやレンタルサーバー提供を主力とし、ウェブ店舗運営などeコマース支援ビジネスを展開。19年3月期は営業減益見通しながら、PER14倍台と割安感があり、デジタルマーケティング社会への橋渡しを手掛ける企業として存在感を高めている。ブロックチェーン推進協会にも加盟していることから、同関連株が相次いで人気化するなか水準訂正期待の資金が流入している。

■テリロジー <3356>  531円 (+36円、+7.3%)

 テリロジー <3356> [JQ]が急反発。セキュリティー関連製品やIPサーバーなどの輸入販売商社で米新興メーカーの最新技術取り扱いで強みを持っている。標的型攻撃の対策ソリューションなどを手掛け、IoT社会の進展で法人、個人を問わずサイバーセキュリティーの重要性が高まるなか、注目度が高い。19年3月期経常利益は前期比6%増の1億8300万円を会社側では見込むが、関連ソフトが好調で業績は大幅上振れの可能性も指摘されている。

■FRONTEO <2158>  1,189円 (+77円、+6.9%)

 FRONTEO <2158> [東証M]が急反発。訴訟支援事業を展開、人工知能(AI)技術を使ったデータ分析事業を強みとしており、AIエンジン「KIBIT」を活用したビジネス案件を数多く獲得している。政府が示す成長戦略の素案では、時価総額10億ドル以上である「ユニコーン」などの未上場スタートアップ企業を2023年までに20社創出することを目標に、AI社会に向けた企業育成に注力する方針にある。こうしたことを背景に同社株などAI関連株に再び光が当たり始めた。同社は5月22日に、ヘルスケア産業向けに開発した人工知能「Concept Encoder」の基礎技術について、子会社を通じ日本で特許査定を取得したことを発表、同テーマのシンボルストックとしての存在感を高めている。

■スタートトゥ <3092>  4,125円 (+265円、+6.9%)

 スタートトゥデイ <3092> が続急伸で上場来高値更新、未踏の4000円大台乗せを果たした。衣料品通販サイト「ゾゾタウン」の会員数が増勢一途で19年3月期は前期比22%営業増益を予想。同社は6日、好みに応じカスタムが可能で、なおかつゾゾタウンに登録した自分の体形データに基づくジャストフィットしたシャツ(販売価格は3900円から)の販売開始を発表、これを材料視する買いが上げ足を助長した。

■サイオス <3744>  934円 (+56円、+6.4%)

 サイオス <3744> [東証2]が急反発。リナックスを活用したシステムインテグレーションに強みを持ち、障害回避ソフトなどが好調な需要を捉えている。人工知能(AI)によるビッグデータ解析に実績を持つほか、エピゲノムの情報解析を手掛けるレリクサ(東京都・千代田区)と資本業務提携していることも材料視される。また、18年12月期第1四半期は営業利益段階で前年同期比84%増と絶好調で通期営業利益4億円見通しは大幅上方修正される可能性も。

■太陽HD <4626>  4,835円 (+275円、+6.0%)

 太陽ホールディングス <4626> は6日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は6日、同社株のレーティングを「ホールド」から「バイ」へ引き上げた。目標株価は5900円から6200円に見直した。医療・医薬品事業への参入による費用増なども警戒され、株価は軟調に推移してきたが、収益を牽引する既存の主力製品である高機能レジストやDF(ドライフィルム)は好調であり、直近の株価調整は行き過ぎとして、レーティングを引き上げている。

※7日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース
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