【特集】「フィンテック」のランキング上昇、日本通信の株価急騰で関心高まる<注目テーマ>
TOPIX <日足> 「株探」多機能チャートより
1 ブロックチェーン
2 人工知能
3 仮想通貨
4 フィンテック
5 5G
6 情報セキュリティ
7 アンモニア
8 カジノ関連
9 全固体電池
10 TOPIXコア30
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「フィンテック」が4位に上昇している。
フィンテック(FinTech)とは、金融と意味する「ファイナンス(Finance)」と、技術を意味する「テクノロジー(Technology)」を組み合わせた造語。ここ数年、人工知能(AI)など先端技術を使った金融商品・サービスが相次いで登場しており、株式市場では物色テーマとして度々注目されている。
足もとではフィンテックへの関心が再び高まっており、このきっかけとなったのが、日本通信<9424>が5月31日に、フィンテックプラットフォームが金融庁の「FinTech実証実験ハブ」の支援案件になったと発表し、株価が急騰したこと。同社は群馬銀行<8334>、千葉銀行<8331>、徳島銀行(徳島県徳島市)、マネーフォワード<3994>、サイバートラスト(東京都新宿区)と共同で実証実験を行うとしている。
また直近では、GMOインターネット<9449>グループのGMO VenturePartnersが5月31日、グローバル・フィンテック分野に重点投資するベンチャーキャピタル(VC)ファンドを設立し、新規投資を開始すると発表。
SBIホールディングス<8473>は5月28日、ロシアの政府系ファンドのロシア直接投資基金と、同国のフィンテック分野などを対象とした共同投資に関する契約を締結したことを明らかにした。
このほか、LINE<3938>は5月25日に、野村ホールディングス<8604>と合弁契約を締結。エイベックス<7860>は5月24日、電子決済を手掛ける子会社を設立し、フィンテック分野に参入すると発表している。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)