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【特集】エレマテック Research Memo(12):中間配当は期初予想どおり25円配。通期配当は業績次第で変動の可能性

エレマテック <日足> 「株探」多機能チャートより

■株主還元

エレマテック<2715>は、株主還元について配当によることを基本としている。配当金の額については、業績見通し(短期・中期)、成長投資、キャッシュ・フローなどを勘案しながら、配当性向30%以上を維持することを基本方針としている。

2018年3月期は親会社株主に帰属する当期純利益の大幅増益を反映して、年間58円(中間配25円・期末配33円)の配当予想が公表されている。前述のように今第2四半期決算は進捗率が通期予想に対して売上、利益ともに50%を超えており、極めて順調な決算だったとみられるが、中間配当は当初予想どおり25円と決定された。

今第2四半期決算を終えた時点では通期予想を変更していないため年間の配当予想も58円に据え置かれている。しかしながら、上期(第2四半期累計)実績に照らすと、通期予想は控えめな印象は否定できない。仮に通期の収益が上振れた場合には、配当性向30%の基本方針にのっとり、配当もまた変更されてくるものと弊社では見ている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《MH》

 提供:フィスコ

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