【特集】クイック Research Memo（9）：配当性向は40％メド

■株主還元策

クイック<4318>は、株主に対する利益還元を重要な経営課題と位置付け、持続的な成長と企業価値の向上に努めている。剰余金の配当については、財務体質の強化や今後の事業展開などを考慮した上で、親会社株主に帰属する当期純利益の40％を配当性向のメドとし、利益還元の充実と株主価値の向上を図る方針である。これらの配当方針に基づき、2018年3月期の配当は年間1株当たり34円（第2四半期末17円、期末17円）を予定している。


■情報セキュリティ
人材サービス事業において、同社は転職希望者や派遣登録者などの個人情報を有している。労働者保護の観点からこうした個人情報の管理について必要な対策を講じることが義務付けられており、情報漏洩などについては罰則規定も設けられている。同社は、転職希望者や派遣登録者などの個人情報について、個人情報保護方針に基づきプライバシーマーク制度を導入し、Webサイトやシステムにおけるセキュリティ、事業所における管理体制を強化している。一定の管理体制を構築していると言うことができる。

（執筆：フィスコ客員アナリスト　宮田仁光）

《MH》

　提供：フィスコ