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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):オープンH、アドバンRM、セレス

オープンH <日足> 「株探」多機能チャートより
■ACCESS <4813>  959円  -57 円 (-5.6%)  本日終値
 30日に決算を発表。「8-10月期(3Q)経常は赤字拡大」が嫌気された。ACCESS <4813> [東証M] が11月30日大引け後(15:00)に決算を発表。18年1月期第3四半期累計(2-10月)の連結経常損益は2億3000万円の黒字(前年同期は1億6700万円の赤字)に浮上し、通期計画の8億円に対する進捗率は28.8%となった。
  ⇒⇒ACCESSの詳しい業績推移表を見る

■オープンハウス <3288>  5,330円  -210 円 (-3.8%)  本日終値
 オープンハウス<3288>が大幅反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が11月30日付で、投資判断を「バイ」から「ホールド」に引き下げたことが弱材料視されたようだ。同証券では、新エリアの埼玉県に18年9月期に出店するなど拠点を積極拡大しているほか、マンション用地など棚卸資産の仕入れ進捗、来春の新卒採用倍増などによる収益の貢献期待から、18年9月期の営業利益予想を415億円から447億円へ、19年9月期を同440億円から515億円へ、20年9月期を同465億円から615億円へそれぞれ上方修正した。また、これを受けて目標株価を4600円から5700円へ引き上げたが、目標株価との乖離率が縮小したことから投資判断を引き下げたとしている。

■セガサミー <6460>  1,340円  -18 円 (-1.3%)  本日終値
 セガサミーホールディングス<6460>が反落。11月30日の取引終了後、18年3月期の連結業績予想について、売上高を3800億円から3300億円(前期比10.1%減)へ、営業利益を200億円から130億円(同56.0%減)へ、純利益を110億円から50億円(同81.9%減)へ下方修正したことが嫌気された。パッケージゲーム分野およびアミューズメント機器分野を中心に、エンタテインメントコンテンツ事業は営業増益を予想。一方で、9月4日に公布された「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行規則及び遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則の一部を改正する規則」を受けて、今期のパチスロ新作投入数を10タイトル(前回予想11タイトル)、パチンコ新作投入数を5タイトル(同7タイトル)に見直し、あわせてパチスロ販売台数を8万9000台(同15万8000台)、パチンコ販売台数を13万6000台(同20万3000台)として、遊技機事業の収益見通しを下方修正したことが要因としている。

■エスエルディー <3223>  1,718円  +300 円 (+21.2%) ストップ高   本日終値
 エスエルディー <3223> [JQ]がストップ高に買われた。1日午前、ポケモン社が18年3月14日にオープンを予定するオフィシャルショップ「ポケモンセンタートウキョーDX&ポケモンカフェ」に常設するカフェ店舗のプロデュースおよび運営に係る業務を受託したと発表したことが買い材料視された。「ポケモンセンター」は人気ゲーム「ポケットモンスター」のオフィシャルショップで、オリジナルグッズの販売やイベントを実施、現在全国で11店舗を展開している。今回開設する店舗は初のカフェ併設型店舗で過去最大規模となる予定という。

■アドバンRM <8769>  1,034円  +150 円 (+17.0%) ストップ高   本日終値
 11月30日、東証がアドバンテッジリスクマネジメント <8769> [東証2]を7日付で市場1部に指定替えすると発表したことが買い材料。発表を受け、TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■地域新聞社 <2164>  501円  +51 円 (+11.3%) 一時ストップ高   本日終値
 地域新聞社<2164>が一時ストップ高の530円まで買われ、年初来高値を更新した。同社では新たな取り組みとして、ビジネス交流会をスタートさせたが、11月15日に開催した「船橋ビジネス交流会」が満員御礼の大盛況となったと発表しており、滑り出し順調を好材料視した買いが入ったようだ。船橋ビジネス交流会では、経営者や決裁権のある企業担当者が25人集まり、お互いのビジネスを紹介。「学びと交流の場」をコンセプトとしているため、最初の1時間で補助金を使った販促成功事例や、美容室の経営成功物語の共有などが行われたとしており、参加者からは「船橋近隣同士の店舗・企業でのビジネス交流ができるのはとても良い」という声が聞かれたという。なお、次回は半年以内に千葉市での開催を目標に準備しているという。

■NaITO <7624>  250円  +20 円 (+8.7%)  本日終値
 NaITO<7624>が3連騰。前日に売買高を840万株強に急拡大させ、一時70円高と急騰したが、その後は急速に上げ幅を縮小し長い上ヒゲをつける形となっていた。ただ、短期の回転売買が中心で上値にしこりはみられず、実態面の良さから改めて買い直された。機械工具の老舗卸であり設備投資需要の恩恵を享受している。きょう朝方に発表された法人企業統計で7~9月期の全産業ベースの設備投資額が前年同期比で4.2%増加したことが発表され、これは事前の市場コンセンサスを上回ったことで、同社など設備投資関連株に追い風となっている。

■セレス <3696>  1,590円  +125 円 (+8.5%)  本日終値  東証1部 上昇率7位
 セレス<3696>が高い。11月30日の取引終了後、サイバーエージェント<4751>を引受先とする第三者割当増資を実施すると発表しており、この日は買いが優勢となった。調達資金は約7億3000万円で、仮想通貨取引所事業や仮想通貨マイニング事業にかかるシステム構築費などに充てる。セレスはサイバーに12月18日付で、1株当たり1470円で50万株を割り当てる。これに伴い、サイバーはセレスの4.42%の株式を保有する第6位の大株主となる。

■ネットマーケティング <6175>  1,794円  +131 円 (+7.9%)  本日終値
 ネットマーケティング <6175> [JQ]が急反発。11月30日、東証本測市場への市場変更を目指し、20万株の立会外分売を実施すると発表したことが買い材料視された。同社は東証本則市場(市場1部または2部)への市場変更申請を行う準備を進めている。今回の立会外分売はその形式要件である流通株式比率の充足を図ることを目的として行うもの。なお、分売予定期間は12月15日から22日まで。

■神島化学工業 <4026>  1,285円  -400 円 (-23.7%) ストップ安   本日終値
 神島化学工業<4026>がストップ安水準でウリ気配となっている。11月30日の取引終了後、18年4月期の単独業績予想について、売上高を233億円から218億5000万円(前期比3.4%減)へ、営業利益を15億8000万円から9億円(同37.2%減)へ、純利益を11億円から4億7000万円(同55.3%減)へ下方修正し、営業増益予想から一転して減益予想としたことが嫌気されている。建材事業で前期末に発生した詫間工場内の設備火災による一時的な影響や、非住宅の一部が伸び悩んだことに加えて、化成品事業で海外向けの拡販が予想より進捗が遅れたことなどが要因としている。

●ストップ高銘柄
 アバールデータ <6918>  3,330円  +500 円 (+17.7%) ストップ高   本日終値
 グレイステクノロジー <6541>  10,760円  +1,500 円 (+16.2%) ストップ高   本日終値
 など、4銘柄

●ストップ安銘柄
 神島化学工業 <4026>  1,285円  -400 円 (-23.7%) ストップ安   本日終値
 以上、1銘柄

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