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【市況】明日の株式相場見通し=堅調地合い引き継ぎ続伸、米株式の堅調さ手掛かり

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 あす(30日)の東京株式市場では、堅調な地合いを引き継ぐかたちで、日経平均株価は続伸となりそうだ。きょうの東証1部の業種別指数では、33業種中30業種が前日比プラスで引けるほぼ全面高商状となり、買い気の強さを示している。

 市場関係者からは「現地28日に、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル次期議長が議会上院の公聴会で、緩やかな利上げ路線を継続する姿勢を示した。また、米上院の予算委員会が税制改革の修正案を可決し、上院本会議での採決に向けて前進したと受け止められ、同日のNYダウ平均株価が大幅高したことが東京株式市場でも買い支援材料となった。北朝鮮が日本時間きょう未明に、新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射したものの、米株式市場の取引時間中に既に株価に織り込まれたとの見方から、東京市場での影響は軽微となった」との見方が出ていた。

 29日の東京株式市場は終始買い優勢で、日経平均株価は反発した。前日の米株高を背景に金融株や鉄鋼株などを中心に幅広い銘柄に買いが入った。日経平均株価終値は、前日比110円96銭高の2万2597円20銭と3日ぶりに反発。

 日程面では、10月の鉱工業生産指数速報、10月の新設住宅着工統計、10月の建設機械出荷額に注目。海外では、石油輸出国機構(OPEC)総会、中国11月の製造業購買担当者景気指数(PMI)、ユーロ圏11月の消費者物価指数、ユーロ圏10月の失業率、米10月の個人消費支出が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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