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【材料】サンケン電が反発、国内有力証券が目標株価を780円へ引き上げ

サンケン <日足> 「株探」多機能チャートより
 サンケン電気<6707>が反発している。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が20日付で、投資判断「バイ」を再強調し、目標株価を680円から780円へ引き上げたことが好材料視されているようだ。

 同証券では、構造改革の実施に伴い18年3月期下期以降の損益改善の確度が向上していることや、主力の車載や白物用、デジタル制御ICの市場拡大が継続していること、さらに北米事業の中期的な成長加速などを考慮し、18年3月期の営業利益予想を92億円から105億円へ、19年3月期を同117億円から130億円へ、20年3月期を同129億円から156億円へ上方修正している。構造改革で拠点統廃合がないため、収益構造が抜本的に改善しないと市場に認識されていることや、特別損失と非支配株主持分の増加が純資産の増加分をほとんど相殺する点がネガティブ視され株価は調整しているが、今後は、今期上振れ期待の高まりや中期的な業績回復の現実味向上につれ、株価は再び上昇に転じると予想している。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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