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【注目】前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

平和 <日足> 「株探」多機能チャートより

■平和 <6412>  2,054円 (-236円、-10.3%)

 東証1部の下落率2位。平和 <6412> が3日ぶり大幅反落。同社は24日取引終了後、18年3月期通期の連結業績予想の下方修正を発表した。売上高を1752億円から1324億円(前期比28.9%減)へ、営業利益を321億円から115億円(同68.6%減)へ、最終利益を208億円から44億円(同83.7%減)へそれぞれ減額した。パチンコホールの投資抑制が続くことから、第2四半期累計期間の遊技機販売台数はパチンコ機3万6000台(前回発表予想は7万6000台)、パチスロ機1万1000台(同2万4000台)となる見通しのため、第2四半期累計期間の計画を下回る見込みとなった。また、通期については、足もとの需要動向および今後見込まれる急激な業界環境の変化に備え下期の販売スケジュールを抜本的に見直した結果、通期の遊技機販売台数の見込みを、パチンコ機は18万台から11万5000台へ、パチスロ機は6万台から1万7000台に修正した。

■日立金 <5486>  1,485円 (-149円、-9.1%)

 東証1部の下落率3位。日立金属 <5486> が大幅反落。24日の取引終了後に発表した第2四半期累計(4-9月)連結決算が、売上高4823億6100万円(前年同期比8.1%増)、営業利益267億8800万円(同7.0%減)、純利益196億4100万円(同7.1%増)となり、営業減益となったことが嫌気された。主力製品を中心に需要が増加したことに加えて、原材料価格上昇(価格スライド制)や為替が円安になった影響で売上高は増収となったが、積極的な投資に伴うコストの増加や、その他費用の増加で営業利益は減益となった。なお、持ち分法投資利益などが寄与し、純利益は増益となっている。なお、18年3月期通期業績予想は、売上高9500億円(前期比4.3%増)、純利益450億円(同11.1%減)を見込んでいる。

■田辺三菱 <4508>  2,531円 (-176円、-6.5%)

 東証1部の下落率8位。田辺三菱製薬 <4508> が6日ぶりに反落。24日の取引終了後、18年3月期の連結業績予想について、売上高を4410億円から4330億円(前期比2.1%増)へ、営業利益を900億円から810億円(同13.9%減)へ、純利益を715億円から635億円(同10.9%減)へ下方修正したことが嫌気された。糖尿病治療薬インヴォカナの導出先における売り上げが想定を下回ったことなどで、海外ロイヤルティー収入が減収となったことが要因という。また、イスラエルのニューロダーム社を買収したことに伴い、下期から同社を連結子会社化したことによる研究開発費の増加などが見込まれることも利益を押し下げるとしている。

※25日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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